イチョウ並木の色

我が大学のイチョウが綺麗に色づきました。

先月は、
すっかり黄色くなってしまっている木もあれば、
まだまだこれからって感じの青いものもあって、
並んで生えていても何かが違うんだろうなぁ？
とかって思ってたんです。
でも、

　何か、って、何？？？

色付き方は日当たりや気温差に関係があったはずですが、
同じ木でも場所によって色づき方って違うんですよねぇ～。



高校のときの生物の先生が、
イチョウ並木を見るたび、

　「生きた化石通り」

と呼んでいたのを思い出します。

裸子植物イチョウ類は、
約1億5千万年も前から生き延びてきた植物で、
今現在ではイチョウのみを残し、
あとは全て絶滅してしまいました。
つまり、今、世界中で見られるイチョウの木とは
たったの1種類だけだってことなんですね。

また、株によって雌雄の区別があり、
これは専門家でも見分けるのは難しいのだとか。

　まぁ、秋になって、根元に銀杏が落ちていれば雌、
　落ちてなければ雄なことだけは確実です。

葉っぱの形は、
幼木では中央の切れ込みが深く入っていて、
成木になると切れ込みが浅くなったり、
無くなったりするんだそうです。



イチョウも年を取ると丸くなるっていうことでしょうかね。

追記：参考図書等

植物知識 (講談社学術文庫 529)

• 作者: 牧野 富太郎
• 出版社/メーカー: 講談社
• 発売日: 1981/02
• メディア: 文庫

牧野植物随筆 (講談社学術文庫)

• 作者: 牧野 富太郎
• 出版社/メーカー: 講談社
• 発売日: 2002/04
• メディア: 文庫

植物一日一題 (ちくま学芸文庫)

• 作者: 牧野 富太郎
• 出版社/メーカー: 筑摩書房
• 発売日: 2008/02/06
• メディア: 文庫

●高知県立牧野植物園
　→　http://www.makino.or.jp/

柳宗民の雑草ノオト (ちくま学芸文庫)

• 作者: 柳 宗民
• 出版社/メーカー: 筑摩書房
• 発売日: 2007/03
• メディア: 文庫

シーボルト 日本植物誌 (ちくま学芸文庫)

• 作者: P.F.B.フォン シーボルト
• 出版社/メーカー: 筑摩書房
• 発売日: 2007/12/10
• メディア: 文庫

コメント 4

こんばんは、かものはしさん。
素敵なお話ですね。

そっか。。。
イチョウの木はたった一種類、
樹齢を重ねると切込みが浅くなる、

いいなぁー。
私の住んでいるところは、通りによって、街路樹が変えてあるんです。
娘の通った学校の近くはイチョウ並木でした。
綺麗な黄色いじゅうたんデス。
by my (2008-12-04 20:18) 

Dear my
　葉っぱの形はそのようですね。
　でも、こんなに身近なイチョウなのに、本当は謎だらけ。。
　通りの名前は、街路樹に由来していたりしますよね。
　関東地方、今年の紅葉は遅いように思うんですけど、
　myさんのところも同じでしょうか？
　だとすると、イチョウは今が一番綺麗かもしれませんね。
　黄色の絨毯。そして、そこには銀杏。。
　あ～！！！春における「花より団子」ならぬ、
　秋には「紅葉より銀杏」ってことも無きにしも非ず。
by かものはし (2008-12-05 10:15) 

本日のおつまみ、銀杏デス。
先ほどから、スゴーイ高値です。
銀杏はダメね･･･。
by my (2008-12-06 00:14) 

Dear my
　銀杏、きますか・・・。
　木の実だから、脂肪と炭水化物の塊で出来ているのかも
　しれませんね。
http://mobile.cookingfight.net/kokumotu/kokumotu05013a.shtml
　（と、思ったら、脂質よりもたんぱく質のほうが多いみたいです！）
　そうとわかったら適宜打っちゃいましょう！（笑）
by かものはし (2008-12-08 10:07)