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歩いてカンティヨン醸造所(その2) [冒険の日々]

 "Bonjour!!"

おそるおそる入口を覗きこむと、あちらから声を掛けて下さる。

 おぉ~。

ここはフランス語だ。

 見学ね?荷物はそこに置いていいわよ!と、

このあたりは英語で話しかけていただき、

 見学は自由よ。ぐる~っと一周して、最後に2種類、試飲ができるの。
 それで€5ね!

 "OK!!!"

見学ルートの説明はなんとなく、わかりましたよ~。
(2Fに行って降りてくるのね。よしよし。)

 ・・・€5ね!

 あっ・・・。(苦笑)

ここでまたしても、いくらかという金額のことが分からない・・・。
("Kew Gardens"の£1以上に分からなかった・・・。)

   ( リンク先参照 → 「 いきなり"Kew Gardens(その2)" 」 )

苦笑いしつつ、なんとか見学料を払って、

 どこから来たの?と訊かれ、

 日本です。と答えると、

じゃーん。出してくださったのは、

            R0010806-10%.jpg

日本語のパンフレット。。
訳してくださったのは多分、総輸入元だという「 小西酒造本社 」。
(パンフの最後に連絡先が書いてあった。)
ビールについては → 「 小西ベルギービール 」をご参考に。

早速、醸造所内を見学に出ると、独特の酸っぱいような香り。
これは、ブリュッセル近郊にしか住んでいないという、天然酵母の香り。
この酵母がないと、ランビック・ビールが発酵しないため、
基本的に、醸造所内の掃除はしないんだそう。
・・・っていうか、誤解のないように書き足すと、
醸造過程で使用したタンクの内部なんかは、
もちろん洗浄しているので、必要以上に掃除はしないという意味かと。
(空気中の浮遊酵母のバランスを崩さないようにってことね。)

            R0010807-10%.jpg

酵母のイメージとしては、ススワタリ(まっくろくろすけ)。


よって、醸造所内に寄ってくる虫を退治するのに、
殺虫剤を使うだなんてご法度です!(ビールにも混入してしまうでしょうしね。)
じゃあ、どうするかというと、害虫を食べてくれるのは???

 ・・・正解!クモなんです!!!

これは天からの授かりものだ!ということで、
クモをね、とても大事にされていて、クモの巣も壊さないようにしていらっしゃるそう。
(でも、そんなに見かけることはなく、苦手な方でもどうぞご安心を。)

 まさに自然の摂理。理に適っています。

お次は、そんななか、醸造される「ランビック」ができるまで。
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おのっち

とうとう醸造所ですね~。
羨ましい…。

そういえば殺虫剤は酵母も退治しちゃうのね。
昔はトラブルも多かったろうな。
蔵の酵母が落ち着かないと美味しいお酒は造れないのね~。


飲みたくなる…[あせあせ(飛び散る汗)]
by おのっち (2009-08-04 08:56) 

かものはし

Dear おのっち
 来ました、来ましたよ~。醸造所は楽しいね。。
 あと、酵母まで殺されちゃうのかについては不明ですが、
 少なくとも、バランスが崩れてしまうということは・・・。
 ちなみに、同じ工程作業を日本でやっても、
 全く違う味のものになるんだそうですよ。
 それはもはや、ビールですらないのかもしれないね。
by かものはし (2009-08-04 12:51) 

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