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Love is on line [鑑賞ノススメ]

えー、お久しぶりです。

ん?本当にどうやって書いていたのだっけ???
自分とブログの在り方みたいなものから思い出さないといけないくらい
何を書いてよいのやら・・・。(笑)

でも、これだけは書かないと。ある意味、使命。
そう。それは・・・。
魅惑の兄弟ユニット☆キリンジ!

というわけで、
一昨日、「キリンジTour2006@渋谷公会堂」に行って来ました。

友人と開演15分前くらいに渋谷駅で待ち合わせて、人並みを掻き分け・掻き分け。。
途中、白棒を持った方がいらっしゃったのにも気づかないくらいに気ばかりが急いて。
 (思えば、渋公は全席指定なのだから、ゆっくり行けばいいものを。
  本当にお恥ずかしい。。)

でも、そんな感じで早歩きというか、ちょっと焦り気味の一団が群れ始めた頃には会場に到着!
んっ?
渋谷公会堂は渋谷C.C.Lemonホールという名前に変わっておりました。いつの間に!?

そんなこんなでようやく自分の席に着いてみると、間に合ったことに安心してしまったのか、
全然テンションがライヴモードになれなくて、あっという間に開演。
始まってもなんとなくボーッと観ている(眺めている)有様。。

   「おーい。泰行さんが歌っているよ~。大丈夫ですか~?私よ!」

元はと言えば、新しいアルバムをほとんど聴いていないので1曲目からして分からない。

   ♪自棄っぱちのオプティミスト

という歌詞を聴いて、ようやくタイトルがわかる。そう。「自棄っぱちオプティミスト」。
気持ちはもうすっかり疎外感。。
その後は、古い曲を何曲か立て続けに演ってくれるキリンジ。
サービス・サービス。さすがである。
なのに私ったら、ココロは少し遠くにあって、今、ここには無いといった様子。

   「今日は傍観者で通してしまうのか?」

だってね、目の前でキリンジとツアーメンバーの放っているオーラは、
さすがツアー最終日というだけあって、充実感・連帯感といったものを
1曲目から感じさせるものだったように思う。
それにも少し気後れしてしまったのだ。

思い起こせば、2ヶ月前くらいに手持ちのヘッドホンが壊れてからというもの、
私は一切の音楽を聴くことを止めていたのだった。
家で音楽をじっくり聴ける時間など、この半年はほとんど無かったから
キリンジのアルバムも買ったはいいけれど、iPodに入れて聴くしかない。
でも、ヘッドホンがないので聴けない。
で、肝心のヘッドホンを買いに行く時間が無い。。
 (そんな言い訳をしながら早2ヶ月も経ってしまっていたことを、
  今、書いてみて気がつきましたが。(笑))

そういうわけで、新しいアルバムどころか、他の曲だって、

   「お久しぶりです!」

といった印象であったのだ。

だけど、
ライヴでは「カメレオンガール」だって「スウィートソウル」だって「YOU AND ME」だって聴けた。
私は「YOU AND ME」を歌っている泰行さんが大好きだ。
この日もいつもと変わらず、観ていて微笑ましくすら感じたものだ。

なのに、やはりこの遠い感じは否めない。。

   「あぁ・・・。私はもうキリンジのライヴには来ないのかもしれない。。」

そんな、ある意味、裏切りともとれる覚悟をしながらも、
「アメリカン・クラッカー」「Lullaby」の流れにはココロを動かされ、
ピアノの方のアドリブの凄さにも、感嘆しつつ、ライヴは終盤へ。

そして、とうとうアンコール前の最後の1曲。
私はここで、キリンジの凄さをあらためて思い知ることになる。

「Love is on line」。

ほとんど初めて聴いた曲なのにも関わらず、不覚にも涙がポロポロ・ポロポロこぼれてしまった。

   ♪すれ違ったなら振り向いてね
    鼻緒が切れたら叫ぶんだよ
    僕の袖を千切って
    結べばいいだろう

    Love is on line, Love is on line
    心はもう通いあってる

   「うぅ・・・。(泣)ごめんなさい。。。私が悪かった・・・。」

実はこの曲、相手の姿が見えないネット上での片想いを歌った曲なのだけれども、
私には、今ここにいるもどかしい自分をたしなめられたような感じがした。
簡単に言うと、

   「この切れかけたココロの糸を結んで~。」

って叫びたい!!!みたいな。
 (書いていて、ちょっと恥ずかしい。。(苦笑))

そのあとは、一緒にいた友人に素直な感想を伝え、アンコールを待ち、
再び登場した、つんつるてんになったTシャツを着た泰行さんにキュンとなり、
 (ツアー中、洗っていたら縮んでしまったのだそうだ。)

どうやったら、この人たちに、これから先もずっと音楽をやっていてもらえるのか?
ということを考えていた。

今の私に出来ることといえば、
CDを買い、ライヴに行き、出来ればツアーグッズも「全種類下さい!」っていうくらいの勢いで
買い占めたりすることでしかないように思う。

そうよ。私はやはりこの兄弟を裏切れないのよ。(笑)

DODECAGON

DODECAGON

  • アーティスト: キリンジ
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2006/10/25
  • メディア: CD


こう確信できて、それをこうして更新し続けてくれる彼らと同時代に生まれて。
本当に良かった。


タグ:キリンジ
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コメント 7

万葉

・・・書いたね?書いたね書いたね。(笑)
人は変わるものだから・・・切ない。仕方ない所もあるよ。
ライブの感想と言うより、恋する女の子の心模様を聞いているみたい。
うふふ。好きなのねぇ。良かったね。
by 万葉 (2006-12-15 23:13) 

9日を忘れない

久しぶりの更新ですね。
お待ちしていましたって言うのも変かな?

音楽で泣けるって感受性は若いお嬢さんならではですね。
うらやましいです。
by 9日を忘れない (2006-12-16 10:47) 

かものはし

Dear 万葉
 コメントありがとう!そうそう。やはり書かずにはおられなかったよ。
 ようやくイヤホンも購入したし、これからは毎日聴けるの。
 わーい!!!
 で、「恋」。
 うーん。そうだね。。私はもうかれこれ7年くらいずっと片想いを。(笑)
Dear 9日を忘れない
 コメントありがとうございます!滅多に更新されないブログにも関わらず、
 こうしてコメントを頂けること、有難く思っております。
 「9日を忘れない」さんは、音楽を聴いて泣いたりって、ないですか?
 私は歌詞だけじゃなくて、メロディーでもジワーっと染み入るような曲を
 聴くと、感動して泣いたりとかもありますね。陶酔するとでも言うか。
 で、私は割とすぐ泣きます。所構わず、電車とかでも。(笑)
by かものはし (2006-12-17 08:51) 

これ

やはりキリンジだけははずせないんですねw
by これ (2006-12-17 13:31) 

かものはし

Dear これ
 これさん、コメントありがとうございます!!!
 そうなんです。。どうしてもあの兄弟だけは外せないのです。(笑)
 ただ、これでも大人になって、イベントに行かなくても大丈夫になったり
 ライヴも都内近郊全部行く!みたいなことは無くなってきました。(苦笑)
 しかし、何がそんなに私を惹きつけるんでしょうか。
 普通っぽさ?近所のお兄ちゃん感?
 キリンジファンの女の子はみな似たような感覚で、一様に親近感を持って
 彼らが好きだったりします。よくいるタイプの人に「ハッ!」とする瞬間。
 そういうのが良いんでしょうかね。。
by かものはし (2006-12-17 23:46) 

お久しぶりです!misocchiです。
行きましたよ行きましたよっ!
AXも渋公も!すれ違ってたかもしれませんね!
♪すれ違ったなら振り向ーいーてねー♪ってなわけで。
高樹兄さんのハウリングメガネにメロメロです。
泰行さんの「いやいやいやいや、どもどもどもども」にもメロメロです。
アンコールの"CHANT!!!"は、しっかり歌いましたよ~♪
来年も楽しみですねっ。
by (2006-12-28 23:58) 

かものはし

Dear misocchi
 コメント&nice!、ありがとうございます!
 え~、うわ~!本当にどこかですれ違っていたかも!ですね。
 あぁ・・・。気がつけなかった。(笑)
 そうそう。ハウリングメガネ「ホリゴーメ」ですね。
 泰行さんは相変わらずだったけど、何か堂々としていたっていうか、
 フロントマン然としていたのが頼もしく感じました。
by かものはし (2006-12-29 12:33) 

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