"0から680まで" [知人の作品発表会]
私の友人・知人には、
絵を描いたり、作品を作っていたり、バンドをやっていたり、映画を撮っていたり・・・
と、クリエイターと呼ばれる人たちが何故か多いのです。
私自身は、美大出身でもなければ、はたまたミュージシャンでもなく。
でも、趣味で、写真を撮ったり、楽器を演奏したりするのが好きなんですね。
きっと、そういう「好き」という気持ちが、
彼や彼女に出会うきっかけを与えてくれたのだろうと、素直に感謝していて、
いつか、私なりのお礼をしてみたいな、と思っていました。
とは言っても、今の私にできるのは、
こんな作品展がありますよ~、とか、こんなライヴをやるらしいですよ、とか、
このブログを偶然にでも見つけてくれた方へ、
口コミしてみる、ということくらい。
宣伝というには、あまりに軟弱で稚拙なもので、大変おこがましいのですが・・・。
ほんの1mmちょっとだけでも、お役に立てたら、すごく嬉しいなぁ~と思う次第です。
そして、作品展、上映会、ライヴetc・・・。
同じカテゴリーでまとめるには、敢えて、「発表会」という言葉がふさわしいだろうと思い立ち、
「知人の作品発表会」というカテゴリーの誕生と相成りました。
では、書いてみようと思います。
● トキ・アートスペース企画
『サト・カヨ展』 "0から680まで"
場所:トキ・アートスペース
銀座線「外苑前駅3番出口より徒歩7分」
→ http://homepage2.nifty.com/tokiart/
※リンク先変更しました。
入場:無料
2005.10.03(mon)~10.09(sun)/11:30~19:00(最終日16:30まで)
実は、サト・カヨさんの作品を観るのは、これが初めて。
今までは、写真やイラストが主で、映像で、なおかつ音楽付きのものはなかったのだそう。
入り口を入ると、すぐに
こちらにも、作品名があったかもしれない。
のに、訊きそびれてきてしまいました。
映像作品は、以下の3点。
「an atomosphere」
「0から680まで」
「ストライプス」
個人的には、表題作の「0から680まで」に、一番グッときてしまいました。
東北道という、またまた超☆個人的に、懐かしさのこみ上げる道路の連続に
色々な思いを馳せつつ(かな~り苦めのテイスト。)
1枚・・・。また1枚と切り取られていく、その瞬間の連続に、
もう、2度と同じ空、同じ空気、同じ時間が、
写し撮られることはないのだなと、ふと思う。
決して、後戻りなど、出来ないのだ。
また、同時にそれは、動きつづけて生きるものの、宿命のようにも思う。
あなただって、私だって、心臓がバクバク動いているでしょう?
そして、当たり前のようだけど、ひどく忘れがちなことは、
"0"の次はいきなり、"680"ではないのだ。
"0"の次は"1"。"1"の次は"2"。"3"、"4"・・・、と続き、
そして、いつしか"676"、"677"、"678"、"679"へと繋がり・・・
ようやく・・・。"680"である。
この作品の上では、10kmごとのカットなのだけれど、
浦和から青森中央まで、10kmごとに、シャッターが下ろされる。
「カシャリ。1カット。」
そして、また「カシャリ。1カット。」
カシャリ。1カット・・・カシャリ・・・カシャリ。
はて???今、何カット目?
これって、すっごく身に覚えがない?
なんだろう。
それって・・・。
「点と点を繋いでいくと、いつしかそれが、道になる。」
ブログを書くことを勧めてくれたある人は、私にそう言ってくれた。
その点の上で、私達は必死にもがく。
その点の上で、私達は怠惰にやり過ごすこともできる。
その点の上で、私達は笑い、泣き、わめき、怒り、喜び、悔やんだりする。
その点の上で、私達には今、何が出来るのだろう?
実際に、680kmというゴールが見えているものって、そう多くない。
だからこそ、いっつも、ごく普通にやっていることだからと思い込んで、
結構、適当にあしらってしまう、例のアレにスポットを。
もしかしたら、次の点がゴールかもしれないよ?
なあんて。
~ 日常を愛する人へ ~
●サト・カヨHP
→ http://www.satokayo.com/
●サト・カヨさんのコラムが読めます。
→ http://www.peeler.jp/special/index.html
そして、こちらは今和明さんの写真展
『東京パノラミックス』
場所:キャノンSタワー 2階オープンギャラリー
JR品川駅港南口より徒歩8分
京浜急行品川駅より徒歩10分
→ http://cweb.canon.jp/s-tower/floor/1f/index.html
※リンク先変更しました。
入場:無料
2005.09.21(wed)~10.08(sat)/10:00~17:30
休館:日曜・祭日
実は、私自身と今さんの接点は、昨日、軽く会釈をした程度という感じなのですが、
サト・カヨさんを語るうえで、欠かせない人物の一人であると言えると思います。
併せて、足を運んでみてはいかがしょう?
P.S.
結局、写真もイマイチな感じ。ごめんなさい・・・。
私が一番最初に書いちゃうのも、気恥ずかしいんですけど。
なんか、読んでて感動してしまいました。
作っているときは、かなりエネルギー使っているんですけど、見る人にもエネルギーって伝わるんだね。
それは、分っていたけど
嬉しいな。
by サト・カヨ (2005-10-05 09:48)
Dear サト・カヨ
大丈夫・・・でしたか?私の記事(笑)
書いてみてから、私の一人よがりかもしれないな、と
不安になったりもしてたので。
いやぁ~。私も嬉しいです。
by かものはし (2005-10-05 22:40)