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先月あたり気になっていたこと(日経新聞編) [日常の一コマ]

今回の記事も先ほどの続きとなるものなのですが、
一応、前置きとして・・・。

1月後半から3月末にかけて読んだ新聞記事のうち、
気にかかっていた話題について、再び書いてみました。
今回も前回同様、時系列ではありませんし、
新聞も読んだ日数を数えたほうが早いくらいなので、
その辺り、どうぞご容赦ください。

1、全米24都市圏 水道に医薬品成分

  何でも、全米二十四の大都市圏で飲用水道水から
  抗生物質や精神安定剤など医薬品の成分が検出されたとのこと。

  驚いたのは、これが事件や事故の二次的被害等でそうなったのではなく、
  私たちが普通の暮らしの中で摂取している医薬品が体外に排出された結果
  もたらされたものだということ。
  もちろん、そういったものは基本的に下水処理されているのだが、
  すべての成分は除去できず、自然界に蓄積。
  循環して、再び飲用水として戻ってきているのだという。
  尚、検出量は微量で、「健康への影響はほとんどない。」とは製薬業界。

  う~む。。
  私は毎日インスリンを打っているので、なんか気になりますね。
  いくら、タンパク質だとは言え、合成なわけで。
  それがどういった影響を与えているのかも全く知らないわけですし。
  使用済みの針も行方も含めて、気にかかります。
 
2、新住所へ宅急便 ヤマト自動転送
  
  引越しするにあたって、
  今までも旧住所へ届く郵便物の転送は郵便局にお願いできましたけれども、
  宅配便って、送り主が新しい住所を知らない限り、届きませんよね。
  まぁ、そのおかげでしつこいDMと縁を切るチャンス、ではあったりもしましたが。(苦笑)
  これは転居者本人が申し込んで登録しておけばよいので、便利ですね。
  このサービス、早くデファクトスタンダードになりませんかねぇ~。

  ●ヤマト運輸 転居転送サービス
   → http://www.kuronekoyamato.co.jp/tenkyo/tenkyo.html 
 
3、杉の悲鳴

  表題は、「あすへの話題」というコラム欄にあった立松和平氏によるもの。
  氏は、常々人工杉林において杉が悲鳴を上げていると感じてきたのだそう。

  杉が大量の花粉を放出しているのは、
  今現在ある人工杉林の生育環境が悪く、杉にストレスがかかっているためで
  それにより杉の老化が早まり、その前に遺伝子を残そうという
  種族の生存を賭けた必死の行為だから、それを氏は
  「杉の悲鳴」、と感じておられるということだ。

  本来、杉の適地適木は水が豊富で、適度に陽当たりがあるところで
  昔は人工造林も、山の下には杉を植え、上のほうは檜にしたのだそう。
  ただ、戦後は育ちの早い杉をどこにでも植えた。
  乾いた陽当たりのよいところに植えられた杉は溜まったものではない。

  だから、ストレス・・・、なのだそうである。

  ただ、この世の中にストレスと無縁の暮らしなんて、本当にあるのだろうか?
  一番強いのは、そのなかで耐性を持って生き延びてしまうものたちだろう。
  長いこと、そうやって、生物はつながってきたのだしね。

4、クジラとカバ 同じ祖先

  クジラが魚類ではなく列記とした哺乳類であることは有名なお話。
  だけれども、それが陸上の動物から枝分かれする形で進化したというのはどうでしょう?
  それで、クジラとカバ、ゾウとジュゴンにはそれぞれ共通する祖先がいるとしたら???

  元々、生命は海で生まれ、その一部が陸へと進出したと考えられています。
  それらの生物がまた、陸を捨てて海へと帰り、クジラやジュゴンになったのだとしたら?
  「海へ帰った哺乳類たち」、というテーマで書かれた記事には
  当時の海面上昇によって、やむなく海に適応していった生物の痕跡についても
  書かれていました。(海面上昇についてはまだ、仮説段階ではあるようですが。)
  ちなみに、アシカ・アザラシ・セイウチと、イタチ・アライグマも、同じ共通祖先を
  持つと考えられているそうです。

  膨大な時間のかなたにある、一点一点の生命が必死にあがき、もがいて、生き延びて。
  今が多少辛くっても、文句ばっかりは言ってられないですね。

  それから。

  別々の場所で独立し進化してきた生物が、同じ環境で暮らすうちに
  姿形が似てくることを「収斂進化」と呼ぶのだそうです。
  飼い主と、飼い犬(or 猫etc)の顔が段々と似てくるのもまた、
  収斂進化なのでしょうか?(笑)

5、新幹線 早かった失望

  「都市と地方」という表題の記事で、地方都市の交通インフラが整備された結果、
  思いもよらなかった弊害について、いくつか挙げられていました。

  例えば、長野。
  新幹線開業によって東京から最短で1時間半と所要時間は半減したのだが
  その結果、今まであった大手企業の支店が次々と閉鎖・縮小。
  確かに、そんな時間で行けるのなら、顧客回りも日帰りで行けちゃう。
  ホテルの宿泊単価も年々下がり、文字通り、デフレスパイラルに陥っているようです。
  確かに、1月にスキーをしに行った時に下り立った長野駅は大きな駅で
  バスなどの交通機関も発達しているので便利そうでした。
  善光寺なんて、駅前から5分おきに出ているバスであっという間に着いちゃって。
  ・・・ということは、頑張れば日帰り観光もできちゃうというわけです。

  また、山形新幹線においては、
  地元の悲願により開業が達成されたが、踏切整備や駐車場などの先行投資に対して、
  思ったよりも経済効果が望めていないとのこと。
  元々実験的なミニ新幹線であるため、
  降雪や強風など天候によって遅延や運休が珍しくない。
  あ、これも2月に蔵王に行った際、確かに雪で遅れてましたね・・・。
  (私は一体、何をつないでいるのか・・・。)
  でも、ここで何よりもまずびっくりしたのは、
  新幹線が普通の電車の線路を走っていたことでしょうか。
  鈍行と新幹線が同じ線路を走っていて、同じホームで乗り降りしたりするので
  新幹線は快速くらいの感覚なのか、あれはちょっと不思議でした。

  それから上記2件に対して、沿線自治体の合意がなされず、
  34年間もお蔵入りになっていた博多-長崎間を走る長崎新幹線というものもあるようです。
  ただし、2014年に開催予定の国民体育大会を目指して、
  昨年、ようやく着工が決まったよう。
  でも、これによって確実に得られるものは所要時間が30分短縮するということだけ。
  もちろん、経済効果を見込んでのことでしょうけれども、どこまで回収できるのか。

  ●長崎県HPより。
   → http://www.pref.nagasaki.jp/shinkansen/

  お店の出店に際してもそうですが、人の流れについて考慮しないと、
  作れば、通せば・・・という目論見の先に、果たして人が付いてきているのかどうか。
  みんながみんな、同じ方向を見て歩いているわけではないですしね。
  そこまで見極めるには、ある種の勘が要るのかもしれません。

ということで、今月はもう少しこまめに・・・。
いや。どうかな・・・。

ではまた。
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