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次世紀ファーム研究所 [糖尿病・身体のこと]

この事件、みなさんの印象はどんな感じですか?

知らない方は、
 これが第一報
   http: //news.tbs.co.jp/20050718/headline/tbs_headline3074940.html
 これが2日後の報道
   http: //news.tbs.co.jp/20050720/newseye/tbs_newseye3076430.html
 ( 上記記事は削除されてしまったようです・・・。悔しい・・・。 )

私の第一印象は 「ま~た、怪しい宗教?」
でした。

でもね、
 1、中学生の女の子の病死
 2、病気だったと母親が言っていたこと
 3、健康食品
この3点で私は最初の報道から、妙な胸騒ぎがしていた。

で、何日かして、チラッとニュースで
「女の子は小児糖尿病で・・・」。
しかもさらっと、「病死です。」と、キャスターは言う。

あぁ・・・。やっぱりだよ。本当にただただ、むかつく。
病死って、本当にどういうことだか分かってるの???

小児糖尿病は1型糖尿病のこと。
今はもう、そういう風に言わないのに。
その時点でもマスコミっていい加減なのだと改めて認識する。

今、私が知りうる情報からすると、
彼女は多分、高血糖が続き、糖尿病性ケトアシドーシスで
亡くなったのではないかと思うのだ。
もし、そうなら、これは私が救急車で運ばれたときと同じ症状。

この糖尿病性ケトアシドーシスとは、
血液中には糖があふれていても、
インシュリンがないと、その糖をエネルギーとして
体内に取り込むことが出来ず、
身体はかわりに脂肪や筋肉を分解して、エネルギーにする。
(低インシュリンダイエットの考え方はこれを利用しているの。)
そうすると、その燃えカスであるケトン体という酸性の物質が
血液中に溜まっていくと同時に、脱水症状も引き起こし、
次第に、血液はケトン体と糖分とでドロドロになって、
流れなくなってくる。
そして・・・・。

私も呼吸が苦しくなって、
あと少し、遅れれば心臓が止まっていたと言われていたから。

とはいえ、かくいう私も事件の真相は未だによくわからないでいる。
マスコミの興味はオカルト的な話題のほうがメインだ。
そして、そこから必要な情報をつまみ出しているにすぎないのだから。

私が知りたいのは、
 1、女の子が1型糖尿病を理解していたのか?
 2、その子の母親は?
 3、医者にはなんて言われていたの?などなど。

うちの母親が観ていたワイドショーでは、
女の子本人がインシュリンを必要ないと言って
持っていかなかったとかなんとか・・・。

そう報道されていたそう。

もし、それが本当なら、
本人が理解できていなかったことになるけど、
でも、まだ中学生だよね?
それなら、保護者である母親の責任になるのかしら?

でもね。

私がこの病気になったばかりのときに、
我が母も、ウン万円もする健康食品を取り寄せようとしていた。
なんでも免疫力が高まって、病気が治るらしい・・・。

私は丁重に、そして、かたくなに何度も拒んだし、
今では、母も病気を理解し始めているので、
そういうことは言わなくなったけど。

私の母親は普段は冷静で、どちらかというと、
そういうものを胡散臭いと考えるタイプの人であったので、
今、思えば、やっぱりパニックになったのだと思う。

私がもういい大人で、ネットで情報を得たりできるから、
たまたま、そういうものから免れただけなのかもしれない。

ただただ、無知の連続に、
なすすべもなく、無力な自分も。

悔しい。


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ヒロ

かものはしさんからいろいろと聞いていなければ、
きっとわたしもマスコミの偏った報道をそのまま受け止めて、
オカルト的な要素を興味本位で、知人との話題に出したり。。と、
していたと思います。
冷静さを失い、何にでもすがりつきたくなる気持ち。
がけっぷちに立ったことがないわたしは、軽々しく「わかる」とは言い切れませんが、それでも、そういう気持ちになるという推測はできます。
ですが、病や命のことを理解して受け止めるということは、何かにすがる前に、
なにより必要なのではないかと思います。
簡単なことではないけれど、どんなに時間をかけても、必要だと。
かものはしさんが「知りたい」と挙げている3点。
同じです。まずはそれを知りたい。
by ヒロ (2005-07-24 18:14) 

ともこん

うちのお母さんも上手く付き合えば大丈夫なはずな病気、膠原病。
お母さんは、私が小さい頃に発病したので、とりあえず生きるためにお医者さんの言うように薬を飲んで症状を抑える生活です。見た目は全然、持病もちにはみえません。
しかし、薬は副作用が強いのでなるべくならば飲まないですむに越したことはありません。しかし、小さいときに病気になった子は、症状が安定するのにも時間がかかるし、副作用の強い薬なので色々とホルモンのバランスも崩れてしまうので生活に制限が出てきたようです。薬さえ飲まなければとか、病気さえしなければとか、やはり思ってしまうようです。
そんな我が子を見ているお母さんは子供と同じようにつらいようです。できることなら変わってあげたい。そんなことはできないので、すがれるものにすがってしまうようです。
事件のお母さんも同じような気持ちで、その団体に行き着いた結果が、こんなことになってしまって悲しいです。
病気になってしまった人の生活も大きく変わってしまいますが、その家族の生活も大きくかわってしまうのです。
今後、このような事件がないことを祈ります。
by ともこん (2005-07-25 14:47) 

かものはし

Dear ヒロ
 どうもありがとう。
 あれこれ書きたいのですが、今はまだこれ以上
 上手く書けそうにないです。
 でも、そう思ってくれている人がいると思うだけで
 心強い気持ちになります。
Dear ともこん
 実は、こういう病気があるということを初めて知りました。
 「膠原病」についてネットで、ですが少し調べました。
 原因不明の難しい病気なのですね。
 しかも薬の副作用によっては、別の病気も併発してしまうと
 書かれていました。
 心中、お察しします。
 一日も早く、良い治療法が見つかりますように・・・。
by かものはし (2005-07-30 07:55) 

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