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蕁麻疹(じんましん) [糖尿病・身体のこと]

・・・と、そんなことがあった夜。

   ( リンク先参照 → 「 雨宿り 」 )

生まれて初めて「蕁麻疹(じんましん)」というものが出た。

最初は体幹中央部が痒くて、寝ながら無意識のうちに掻いていたのだが、
なんだかいつまでも痒くて仕方ない。起き上がり、鏡を見てギョッとした。

 水疱瘡 (みずぼうそう)?麻疹(はしか)?

私の職場、大学では昨年麻疹が大流行した経緯もあり、
その疑いは否定できない。
だが、流行病を思わせた発疹は、しだいに足や腕に移っていった。

 う~ん。。なんだろう?
 それとも、変な虫にでも刺されたかしら?

この一連の発疹は、深夜も深夜に始まったものだから、
正直、気持ちは悪いが、そのまま朝まで待って、母に言ってみることにした。
(実家に泊まっていたのは幸いでありました。)

 「あ~、蕁麻疹だわ。」

夜が明け、早々に母に見せると、一言。

 「これが・・・。」

私のイメージする蕁麻疹とは、
ポチポチと細かい発疹のようなものであったが、
一晩置いた私の身体中には、蚊に刺された後が大きくなったような、
蚯蚓腫れが全身に広がったような、そんなものがいたるところに出来ていた。

この蕁麻疹も花粉症と同じアレルギーの一種なのだそうで、
何か特有のものに反応し出来たんだろうとは母。

 「・・・???」

 「びわジャム?」

昨晩は、蕁麻疹がでる直前に低血糖になったため、
ヨーグルトに「びわジャム」を入れて食べていたのだ。

 「だけど、今更枇杷???」

実は私、日頃から枇杷の葉のお茶などを飲んでいたりして、
普通より枇杷摂取率が高いほうだと思うのだ。だからこそ意外な感じがした。

奇しくも、日曜日に開いているという病院へ行き、
注射をしてもらい、しばらく抗ヒスタミン剤を飲むことになった。
訊くところによると、蕁麻疹の原因は、
一概に特定できるものでもないらしく、ストレスや気温、湿気etc・・・
複合的要因が絡み合い、発症するものらしい。

 むぅ~ん。。[ふらふら]

ちょっとヤダな。その原因不明な感じ。。
思わず、4年前のことを思い出してしまうからでもあるけれど。

今年は多分、ちょっと要注意です。

追記


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Blue Marrow [糖尿病・身体のこと]

マローブルーというハーブティー。
普通に淹れると名前のようにこんな色。
なんて、時間をおいて色が変わっちゃったんだけど、
本当はもっと綺麗な青色が出ます。

        DSCF0094.JPG

・・・と、ここでレモン登場!

        DSCF0096.JPG

絞ってみると


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免許皆伝!? [糖尿病・身体のこと]

先週、2ヶ月ぶりの定期検診へ行ってきました。
そして、転院してから初めての、検査自体は1年ぶりの眼底検査もして、
私の網膜にある毛細血管ちゃん達の無事も確認され、
また来年~ってことで、本題の検診へ。

正直言うと、今回はちょっと自信がなかったのです。
だって、糖尿病のくせに1ヶ月に6個もサヴァランなんか食べちゃって。(苦笑)
まぁ、これで結果が悪くなってたら止めよう!とは決めていましたけれども、
少しドキドキ・・・。

眼底検査で目が眩む中、
※この検査は瞳孔を開く目薬を点してする検査なので、
 薬が切れるまでしばらくは、
 真っ昼間なのに夜中仕様の目で歩き回らなければならないのです。
 例えて言うなら、
 「日中、目を見開いたまま歩いている猫」ってのをご想像ください。

2ヶ月ぶりの挨拶もそこそこに、

 「良いね。」

と主治医の一言。
血液検査のデータを見せてもらうと、

 「おぉ~!!!」

また下がっている!今回、HbA1cは6.3%でした!それに、久しぶりの「良」じゃない~!!!
キャア~。

 「わ~!!!嬉しい~!!!」

これははしゃぐ!ここではしゃがず、どこではしゃぐ!?
苦節2年???いや、6.3%なんて何時以来???

 「最近、血糖値測ってるの?」

 「あ~・・・。いえ。。。」

えっと。血糖値の記録は何時が最後か忘れました・・・。

 「でしょう?」

本当ですね。。

 「もう、免許皆伝だね。あなたはもう年に4回くらい来れば良いよ。」

感謝・・・。感謝です。(泣)
それから、来月のお楽しみのための「診断書」も頂き、
(これまた既に定型フォームがあり、その場で書いてくださった。
 後日、取りに来ないといけないなぁ~と思ってたから有難い。
 しかもその分、点数にも加算されず。太っ腹すぎやしないでしょうか???)

だから、そのお礼ってわけじゃないけれど、一つ、先生と約束したことがある。
それは、
社団法人 日本糖尿病協会 」の出している月刊誌『さかえ』に、この1年について書くこと。

 「それを読んだ他の患者さんに、出来るってこと、伝えてよ。」

実は、前回もなんとなくそう言われていたのだけどイマイチ自信がなく。
でも、今回は約束してしまったので書かないといけません。
もちろん、書くと言ってもそんなに大それたものではなく、
読者投稿欄(ですよね?)にひっそりと書くのだから、
あんまり肩肘張る必要などないのだけれども。

その後、私は恒例となった日帰り旅行(散歩)へ出て、
   ( リンク先参照 → 「 懐かしの街・調布 」 )

帰り際にお祝い(?)のサヴァランも食べ、
   ( リンク先参照 → 「 サバラン by 近江屋洋菓子店(2回目) 」 )

欲しかった本なんかも買い、平日の午後を満喫しまくってしまいました。

その日はこんな感じだったので、くたくたになって帰宅。
おかげで22時には就寝・・・。
翌日はすっきり起きて出勤できて、これまた感謝!
※ここ最近、寝坊続きだったものですから・・・。(苦笑)
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本格的に花粉症 [糖尿病・身体のこと]

花粉症歴、先輩の方々、こんにちは。
私も2年くらい前に、

   ( リンク先参照 → 「 そこはかとなく花粉症 」 )

なんてまぁ、のんきにカワイコぶっちゃってさ・・・・。
書いてましたけどね。

今年、私の鼻先センサーで異変を感じ取ったのは2月13日。
なにやら怪しいとは思っていたけれど、今年もいわゆる
「そこはかとなく」で乗り切れるかと思ってました。

ところが!

忘れもしない、2月27日。
朝っぱらから、喉や鼻にかけて、埃っぽいような、
空気の悪いところにいた後のような、ざらざら感が取れない。
うがいをしたり、飴を舐めたりしているのに、
その場しのぎで全く解消されず。
午後になると、とうとう微熱を帯び始め、咳が止まらなくなってしまった。

 「明後日は大事な会議があるから、風邪はやばいでしょうよ。」

一人ごちつつ、早々に帰宅。

そう。この期に及んでも、まだ認めたくない。認められない!(笑)
同室の花粉症歴?年の女の子には

 「私も最後まで風邪だって言い張ってましたね・・・。」

・・・とまで言われていたが
(「You、認めちゃいなよ。」ってこと???)
温かい甘酒を飲んで、いっぱい着込んで寝てみたりした。

おかげさまで翌日には熱も下がり、
出勤するため家を出たが、しばらく歩いて

 「む?また埃?」

・・・と、ここでようやく事態に気づく。

 「うぅ~。これが花粉症か・・・。」

完敗・・・。

前日のこともあったため、一人、危機感を感じ、
キオスクでマスクを買い求め、してみたりした。

ただ、咳も止まらないし、
正直、これで効果があるのかはよく分からないけど
咳き込んだ私の飛まつが、
世間の皆様に迷惑をかけることだけは免れそうだ。

それからこの日。

朝から目がしみて、コンタクトレンズをはめられなかったということがあった。
熱のせいかと思ってたけど、今、思えば、花粉のせいなのでは?
痛くて、もう、全然はめられなかったから、捨ててしまったよ。
(1Dayとは言え、もったいない・・・。)

にしても、これはつらい・・・。
今更ながらに、お察しいたします。

出来れば何か手を打ちたいけれど、どうやら時期遅し。
致し方なく、今年はこのまま丸腰で乗り切るしかなさそうだが、
来年こそは早々に対策を。。

           200803031240000.jpg

鼻腔をレーザーで焼き切るとか、注射を打つとか(注射なら任せろ!って感じですけど。)
色々あるらしいので、一年かけてリサーチしてみたいと思います。
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抑えめにいこう [糖尿病・身体のこと]

先週、定期検診がありましてね。。
フフフ。やりました!私!

おかげさまで「HbA1c6.6%」!!!
前回の12月の検診から一気に-0.5%!!!
しかも、実に2年ぶりの6%台です。(苦笑)
これって、他の方にはどう表現すれば伝わるかを考えてみました。
で、多少の異論反論はありそうだけど、2ヶ月で-5kgと同じ感じではないかしら?と思う。

私のここ一年の血糖値の下がり方をこの感覚で表現すると、
ダイエットを始めて、最初の1ヶ月で5kg痩せて、
しばらくそれをキープし続けて、ちびっと上がりそうになってみたりしつつも、
10ヵ月後にまた-5kg!
結果的には1年で10kg痩せた、みたいな。そんな感じではないかと。。

主治医の先生からも

 「やればできる人だと思ってたよ。」
 「帰りにデパートに寄ってさ、ご褒美買わなきゃね。」

なんて、声を掛けてもらったものだから、余計にHigh!
ボルテージは上がる一方。
もちろん、理由はそれだけではなかったのだが・・・。
実はこの後ね、

        

なんてものに参加してきたのですよ!

ここからは、久しぶりに(何年ぶりかなぁ?)持ち出した一眼レフ(フィルム)の上がりとともに
別途お伝えできれば幸いです。
   ( リンク先参照 → 「 いざ行かん!橋脚内部へ 」 )

で、病気の話に戻ると、
最近はようやく血糖値を頻回測定しなくても大丈夫になってきました。
でも、1日に1回くらいは測らないとブレそうだなぁ~とは思うので、
測るように心がけてはいますが、調子が良いときは測りません。(苦笑)
だからこその、先生の嬉しいお褒めのお言葉なんですけどね。
※私の主治医の病気に対する意向はそこにあります。

とはいえ、油断は禁物。
死ぬまで、どちらが勝つか分からないけど。。。
勝負です。

P.S.
 私はゲームよりも人生のほうが賭けだと思うし、ギャンブルっぽいって思う。
 まぁ、そんな女は、私も男だったら嫌だけどね。(笑)
 でも、せっかく生きてるんだから、もっとさ、ワクワクしたいよ、私はね。
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インスリンとともに世界を巡る [糖尿病・身体のこと]

今週の月曜日、仕事を抜け出し、女子医の講演会へ行ってきました。
数分ほど遅刻しつつ、会場に潜り込み、何とかセーフ?
 (おかげで主治医の挨拶は聞きそびれたが。)
一体、誰のお話を拝聴してきたかというと、
1999年のミス・アメリカに選ばれた「 ニコール・ジョンソン 」さん
そして、1型糖尿病患者であることでも有名な女性だ。
何でも、8年ぶりの女子医だそう。
 (つまり、ミスに選ばれた直後に来日をされたってことかと。)
もちろん、彼女は英語で話すので、
私は頑張って、ところどころは英語で聞き取り、
あとは通訳さんの訳す日本語を聞いて、貴重なお話を伺って参りました。

なんて、書きつつ、細かい内容は記せないが、
全体の印象としては、とにかく「ストイック」な人、という感じ。
今でも、1日6回の血糖測定と、1回の食事あたり糖分は45gに制限(カーボカウンティング)、
そして、毎日の散歩を欠かさないそう。
まぁ、とにかくガッツのある人だなぁ~って思います。

それを裏付けるエピソードして、こんなものがある。

ミス・アメリカ コンテストの最終日。
コンテストという普段とは違う慣れない環境の中で、彼女は低血糖昏睡で倒れてしまう。
もはや、ここまでか・・・。
そんな周囲の心配をよそに、最終審査の会場へ向かう彼女。
もちろん、テレビで放映された彼女の姿に、病人らしさ、そんな欠けらは微塵も見えない。
結果はご存知の通り、優勝!

そんな逞しさの末に勝ち取られた栄冠なのだ。

私は、大分前に著書を読ませていただいているのだが、
中でも、コンテスト中に彼女が腰にインスリンポンプをつけているのをみて、
ポケベルか何かだと思ったライバル達は「生意気な女!」だと思い、
いじめのようなものもあったというエピソードが印象的だった。
もちろん、彼女はそれを決して病気のせいにはしなかったのだが。

姿形だけではない。
きっと、メンタル面でもシャープで気持ちの良い人なんだろう。

それから、ちょうど、この講演があった2日前の11月24日のこと。

15年前のその日、当時19歳だった彼女は糖尿病を発症したのだそうだ。
当時は、人生の何もかもがおしまいだと思った、と話してくれた。
ミス・アメリカはおろか、夢であったジャーナリストになることも、
大学を卒業することすら出来ないのだと、周囲に聞かされたのだと言う。

それが、どうだ!
彼女は全てやってのけた。そして、可愛い赤ちゃんまで産んでいるのだ!
私はもう、ただただ、勇気を頂くばかり。

そして、彼女はまたこうも言う。

 「私達はいろんなことをすぐに諦めてしまう。諦めるのが早いのよ。」

と。

 「とにかく努力し続けなさい。」

そうすれば、夢は叶うのよ。

と。

常に主語を"we"として語りかけてくる彼女の言葉は痛い・・・。
本当に。。

妊娠中は、いつも以上にvery very tight controlが必要だとおっしゃっていた。
彼女は1日15~30回くらい血糖測定をして、60~120mg/dlの血糖値をキープしたという。
日々をどんな気持ちで過ごされたのか、察するには覚悟が足りぬ。
・・・そんなことを思った。

 「今では、15年前の11月24日を人生最良の日だと思う。」

私も、その言葉には素直に同感だ。

   ( リンク先参照 → 「 1型糖尿病発覚前(去年のこと)☆その1 」 )

彼女もおっしゃていたが、
病気にならなければ、知り得なかったことが何と多いことか!
そして、病気になったからこそ出会えた人も多い。これは新たなチャンスだったんだと。

そうだ。そうだった・・・。私は自問自答してみた。
最近、病気にも慣れてきちゃって、また、生きることを無駄にしてやしないか?と。
忙しさにかまけて、本当に大切なことをないがしろにしている気がしないでもない。

私よ。
今一度、原点にかえろう。また始めてみようよ。

なんて、まぁ、それはさておき、ニコールさん。
来年は、糖尿病と妊娠について書かれた本を出版される予定だそう。
 (邦訳は再来年以降でしょうか。)
出版された暁には是非、読ませていただきたいと思います。

そんな勇気を頂いたあと、もちろん、仕事に戻ったのは言うまでもありません。(苦笑)
 (つまりは要領が悪いのね・・・。)

ミス・アメリカ糖尿病と生きる

ミス・アメリカ糖尿病と生きる

  • 作者: ニコール ジョンソン
  • 出版社/メーカー: 女子栄養大学出版部
  • 発売日: 2002/11
  • メディア: 単行本

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iPS細胞から膵島細胞への期待 [糖尿病・身体のこと]

ヒトの皮膚から万能細胞 京大チーム成功

2007年11月21日(水)10:16
 ヒトの皮膚細胞から、あらゆる細胞に分化できる「万能細胞」を作ることに、京都大再生医科学研究所の山中伸弥教授らが初めて成功した。ヒトの胚(はい)性幹細胞(ES細胞)とほぼ同等の能力があり、受精卵を使わないため倫理的な問題も回避できる。患者の皮膚から移植用の臓器を作れる可能性があり、拒絶反応のない新たな再生医療の実現に道を開く画期的な成果だ。20日の米科学誌「セル」(電子版)に発表した。

 ES細胞は神経や筋肉、臓器などあらゆる細胞や組織に分化させることができ、再生医療への応用が注目されてきた。しかし、生命の萌芽(ほうが)である受精卵や卵子を壊して作るため、倫理的な問題が実用化研究に立ちはだかる厚い壁だった。

 受精卵などの生殖細胞ではなく、皮膚などの体細胞からES細胞と同じ性質を持つ万能細胞を作る研究で先陣を切ったのが、山中教授らの京大チーム。昨年、マウスの皮膚細胞に、万能性に関係する4つの遺伝子を導入して万能細胞の作成に成功。ヒトの細胞での実現に向けて、激しい国際競争が展開された。

 山中教授らは、マウスで成功した技術を応用して成人の皮膚細胞に同じ4つの遺伝子を導入し、ヒトの万能細胞を作ることに成功。「人工多能性幹細胞」(iPS細胞)と改めて命名した。タンパク質を作る主要な遺伝子が、ヒトES細胞とほぼ一致し、肝臓や心筋、神経、筋肉など約10種類の細胞に分化できることを確認した。

 米ウィスコンシン大などの研究チームも20日の米科学誌「サイエンス」(電子版)に、胎児などの皮膚から作った類似の万能細胞を発表した。

 今回の成果は、脊髄(せきずい)損傷や糖尿病、心臓病など多くの病気で再生医療への応用が期待される。患者と同じ遺伝子を持つ臓器細胞を作れるため、薬の効き目や副作用の診断などにも役立つ。

 山中教授は「再生医療というマラソンのゴールが見えてきた。10年以内に実現できるだろう。今後は研究体制の充実と適切なルールづくりが必要だ」と話している。

                           ◇

 中内啓光・東大医科学研究所教授(幹細胞生物学)の話 「(体細胞クローン羊の)ドリーに匹敵する非常にすばらしい世界的な研究業績だ。ES細胞の倫理的、技術的な問題をクリアでき、理想的な再生医療の実現につながる。腫瘍(しゅよう)の可能性など安全性が課題だが、実用化までに10年もかからないだろう。今後は何らかの研究指針が必要かもしれないが、ES細胞のような厳しいルールはいらないと思う」

※前回の苦い教訓から、記事の抜粋を掲載させていただきました。
(参照:産経新聞)
 → http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/m20071121012.html?fr=rk

****************************************
  約2年くらい前に、膵島細胞の量産成功という記事について書きました。
    ( リンク先参照 → 「 インスリン量産 」 )
  同グループ内では人工膵臓の研究も進められているようです。
  ●岡山大学移植遺伝工学グループ
   → http://okayama-u-gsto.com/sub/kenkyu-gyouseki/isyokuidensikougakugroup.htm
****************************************

ES細胞と言えば、
受精卵を利用、作製することから倫理上の問題が指摘されていたが、
このiPS細胞は、
ES細胞と同じように分化全能性(あらゆる器官へ分化し、個々の機能を持つこと)を
持ちながらも体細胞(今回は皮膚細胞)を用いるため、その点がクリアになった。
また、ES細胞はがん化しやすい問題もあったが、iPS細胞もその点は同じ。
とはいえ、iPS細胞の移植においては
自分の細胞から作製されたもの体内に戻すことになるので、
免疫抑制剤は必要でなくなるとのこと。

それで、もし、β細胞(膵島細胞)が量産できたら?
っていうかむしろ、β細胞に分化する過程で十分な量が生成できるかも?

おぉ~!!!ちょっと期待大です。
早くて10年以内かぁ~。実現したら、気兼ねなくフルーツバイキングとか行きたいな。

・・・貯金します。(笑)

●京都大学山中研究室
 → http://www.frontier.kyoto-u.ac.jp/rc02/index-j.html
●読売新聞「幹細胞はいま」
 → http://osaka.yomiuri.co.jp/stem-cell/index.htm


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幻のエクスベラ [糖尿病・身体のこと]

今年に入って、ところどころで

 「吸入インスリンの治験、やるかも・・・。」

なんて細々と書いてみたりしていたのですが、
そろそろ潮時か・・・という思いで書きます。

実を言うと、本当に治験( 第Ⅲ相 )に申し込みました。
だって、そこはやっぱり試してみたいじゃないですか。

・・・但し、どういうわけだか使えなかったのです。
しかも、チャンスは2回もあったのにも関わらず!

1回目。イーライリリーのもの。
日程が合わず、キャンセル。
※今現在、2型糖尿病の方向けに治験の募集をしているようです。
 → http://lilly-jp.xh1.lilly.com/CACHE/LLY_5030.cfm

2回目。ファイザーのもの。
こちらは「エクスベラ」といって、既にアメリカでは販売されていたもの。
日本での認可を受けるために治験を行うということで
CTスキャン、肺機能検査etcの検査を受け、同意書にサインした次の日、

・・・治験中止が決まりました。(苦笑)

理由は、日経新聞なんかにも出ていたけれども、
 「米ファイザー減益のため、エクスベラ販売中止」
のあおりを受けてのこと。
さすがの治験コーディネーターさんでも、前代未聞とのこと。

ただ、売れなかった理由も分からなくもない。

見せてもらった吸入器の大きさといい(通常の折りたたみ傘くらいのサイズ)、

※参考写真リンク先
   「 写真1
   「 写真2
   「 写真3 」 ← 注射と比較して爽やか風。

吸入パウダーチップを切るカッターの刃は、こまめに交換が必要、
など、正直、注射に慣れてしまうと吸入器のほうが面倒くさそうに思えなくもない。
例えば、食事中に会話の合間を縫って、テーブル下でちゃちゃっと注射!
なんてことは、このサイズでは間違いなく出来ないだろう。
個人的に思う、吸入タイプのインスリンが便利そうな状況は、
ワンピースや着物など、お腹を出すのが難しい格好のとき、
くらいしか思い浮かばないというのもあるけれど・・・。

今、私が使っているのはヒューマログキット(イーライリリー)と、ランタス(アベンティス)。
これらの使い勝手を、少し分かりやすそうな感覚で言うと、
使い捨てのコンタクトレンズみたいな感じ。
針を刺したままにしておけば、いつでも好きなときに打てる。
人と共用しないからこそできる技だし、人目を盗んで何食わぬ顔でやるのがポイント。
 (ただ、見て見ぬフリをしてくださっているだけかも(笑)・・・。有難い。)

それに引き換えエクスベラは、ちょうど普通のソフトコンタクトレンズみたいな感じで、
毎日こすり洗いが必要だったり、定期的に煮沸しなきゃいけなかったりで面倒、
というのに似ていると思う。

とはいえ、目下治験が進んでいるイーライリリーのものは、
見せてもらった吸入器のサイズも随分小さかったように記憶しているし、
実用化されたら一回くらいは試してみたいですね。

それにしても、
糖尿病の神様は、よほど私に吸入インスリンを使わせたくなかったに違いない。(苦笑)

※今現在、エクスベラを使用されている患者さんには
来年1月16日までは引き続き提供されるようです。( 米ファイザーエクスベラ

 Once again, EXUBERA is a safe and effective medicine.

とのこと。少し笑ってしまいました。。(関係者の皆様スミマセン


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世界糖尿病デー [糖尿病・身体のこと]

今までも何かとキャンペーンに利用されてきた東京タワーのライトアップ。
本年11月14日は「 世界糖尿病デー 」(注:SOUND ON)ということで、
ブルーにライトアップされるようです。
時間は18:30~20:30まで、とのこと。

同日は「 日本各地 」においてその地を代表するモニュメントの
ブルーライトアップがなされるようです。
また、「 主要各国 」でも様々なイベントが催される模様。

ところで、なぜ11月14日に?と思ったら、
インスリンを発見した「 フレデリック・バンティング 」の誕生日だったんですね。

彼らの偉大な発見あってこその今の私。
改めて、感謝です。


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脱皮・その1(病気) [糖尿病・身体のこと]

久しぶりに病気のことを。

このたび、入院以来お世話になってきた主治医が病院を変わるというので、
これを機に前々から考えていた転院を決意しました。
どこに行こうか散々悩んで、以前、患者の会に参加したことのある病院へ。
そして本日、転院先の病院に行ってきましたです。

採血・採尿を済ませ、順番を待って診察室へ入室すると。

 のっけから怒られました・・・。(苦笑)

実は、新しく主治医になってくださるこの先生にお会いする前に
予診というものがあって、
前の病院ではどうだったのか、入院時の状態など、
主治医が紹介状と共に預けてくれていた書類と共に全て伝えてあったのですが
それをふむふむとお読みになって、開口一番、

 「今まで何をやっていたの?」

と、先生はおっしゃられ。

・・・いや、口調はもっと厳しかったような気もします。

実を言うと、
昨年夏に一人暮らしとバイトを掛け持ちするようになってから、
私の血糖値はずっと芳しくない状態にありました。
それ以前は、HbA1c6%台をキープし続けていたのですが、
昨年8月以降は7%後半から8%前半をウロウロ。
もうかれこれ半年くらいはそんな感じで、今日も7.6%。

これを優・良・可でいうとですね、「可」。
「可」のなかでも「不十分」「不良」というものに分かれるんですが、
7.0%以上は「不良」です。「不良」!!!
 (5.8%未満が優。6.5%未満が良。8.0%未満が可。8.0%以上は不可。)

ええ。。私はもうここ半年はずっと「不良」か「不可」な患者であり続けています。
言わば、落ちこぼれな患者ですね。

先生は、

 「どうして結果が悪いのか、わかる?」

と、私に尋ねられました。
私は、

 「一人暮らしをして、前より食生活やなにやらが乱れて・・・。」

などと答えて。

 「あんた、わかってないね。インスリンの使い方をわかっていないんだよ。」

と、また一喝を頂く。

ちょっと困る私。。
そして。。。

わかった・・・。

 「自分の生活に見合ったインスリンを打てていないんです。」

と答える私。

 正解。

そう。

今までの主治医の診療方針は、あくまでも主治医がインスリンの単位を細かく定め、
それに自分の生活をあわせるスタイル。つまり、昔ながらの診療スタイルなんですね。
でも、ネットや何かで他の患者さんの話を聞くたびに、

 「それってどうなんだろう???」と、前から思ってはいました。

食べたいときに食べ、必要なときに必要なだけ打つ。
そんなスタイル、いつか私も・・・。

が、如何せん、その病院に落ち着くまでに、いくつもたらい回しにされたという経験が
自分の中で妙にひっかかってしまい、転院の決断ができかね早2年弱。

今回は、土曜日にも通院できる病院にしたいという思いとも相まって、主治医の交代劇。
今しかないでしょ、今しか!と、決心。主治医にもそう告げて。

だけど、近しい方々には吐露していましたが、本当は不安で不安で仕方ありませんでした。

 大丈夫なのか?間違った決断をしてやしないか???

もう、この何週間かは、ずっと悶々としていて。
 (病気のこと以外にも悩める事柄がいくつかあったりもしたんですが。。)
だけど、今度の先生は全国からこの人を訪ねて、みんなが集まってくるようなお方。
相性のうんぬんはあるだろうけれども、一回、診ていただくのは間違っていないだろう。
ダメなら、また戻ればいい。

そんな気持ちで向かった先に待っていた先生の厳しいお言葉。

 「いい?1型っていうのは、シンプルなんだよ。インスリンを打つ。それしかないの。
  生活習慣やら、運動やらってね、2型の人はまだインスリンが出てるから、
  そういうのは有効だけど、1型はないの。インスリンだけなんだよ?わかってる?」

さらに・・・。

 「自分がどういう人生を送りたいのか?不安?何が不安なの?
  なんでもできるよ、やりたいことは全部。やりたいか、やりたくないか?それだけ!」

それだけ。

本当にそう。それだけだ・・・。
この先生は厳しい。

だけど、半泣きしつつお話を聞いていたら、なにやら闘志のようなものが沸いてきた。

 あぁ、やってやろうじゃないのよ。
 やるわよ、私は。

って、もちろん戦う相手は先生ではなく、この身体と共にある病気のことだけど。

まず、手始めに、血糖値の測定をむやみにしないこと。
今までは1日4回、インスリンを打つたびに測っていたのです。

 「測って下がるの?」とは先生。

まったくです。下がりません。

 「自分の身体でしょう?自分で判断しなさい。」

またもや厳しい。だけど、本当にごもっともだと思う。
だって、生活の質「QOL」を考える上で、血糖測定はないほうが、より自然だからだ。
普通は、食事ごとに血糖値なんて測らないでしょう?

今度の先生のスタンスは、常にここにあります。

 病気じゃない人がやっていないことはできるだけやらない。
 とにかく最小限にとどめる。

これがどれだけ大きな意味を持つかは、分かってもらえる方には分かってもらえると思います。
私は昔、自分がまったく病人に見えないことでの弊害ばかりを気にしていた時期がありました。
暗い時期。

今はむしろ、病人に見えないことを唯一の誇りに思いますから。

というわけで、今日から私は、今までよりももっと自由に、ある意味よりタイトに、
自立して、自らの意思で病気と共に歩むことになりました。

早速、今日のお昼は血糖値を測定しないで、自分の判断でインスリンの単位を決めて
 (クロックムッシュセットにログを6単位。)
打ってみました。

果たしてどうなるだろう???ここからはしばらく内なる自分との戦いです。

先生の著書。

小児・ヤング糖尿病―のびのびしっかりサポート

小児・ヤング糖尿病―のびのびしっかりサポート

  • 作者: 内潟 安子
  • 出版社/メーカー: シービーアール
  • 発売日: 2005/02/20
  • メディア: 単行本

そうそう。病院を変えたことによって、あっさり「 ナノパス 」が使えることになって、
もしかすると、来月あたり「 吸引式のインスリン 」を試せるかもしれないって。
 (お試しだから、半年間インスリンがタダになる特典付き!!!)
***************************************
 2007年11月26日追記
  そして、その後。
    ( リンク先参照 → 「 幻のエクスベラ 」 )
***************************************
きっと、私はまだまだ上を目指して歩いていかなければならないのでしょう。
ねぇ?

☆補足☆

   実は今日、予診時に入院当時のデータを目にする機会に恵まれました。
   そこには糖尿病以外にも疑わしき、今まで聞いたこともない病名が数々と列記され
    (急性膵炎、甲状腺異常、etc・・・。失念。)
   救急車で運ばれた先の病院にて、とても緊張感が走っていたという当時のこと。
   分かる範囲で思いを馳せつつ、糖尿病性ケトアシドーシスのなかでも
   特に重篤な状態であったことを、今日、改めてお聞きすることができました。
   「意識はあったんですが、支離滅裂だったそうで・・・。」と話すと、
   担当の先生はそりゃそうでしょうと、頷かれていました。
   確かに私は入院当初の何日間かのことは、あまりよく覚えていません。
   記憶の前後がぐちゃぐちゃになるんです。今でもね。

   それが、こんなブログなんて書いててさ。。

   これも全て、たくさんの方々が私というものを助けてくれようとご尽力頂いたおかげです。
   あらためて、感謝の念を抱きました。本当にありがとうございました。
   もっと語彙力があったなら、この感謝の気持ちを上手く表現できるんでしょうか?

   あと、上記のようには書いたけれども、もちろん、今までの主治医もしかり。
   私は主治医のことが人として大好きでした。
   話していて、いつも楽しかったので、私は毎月の通院が嫌いにならなかった。
   なにかあると電話して、薬をもらって、って、ずっと甘えさせてもらっていたんですね。
   だからこそ余計に転院しにくかったという部分も多々あります。

   でも、人には時として、慣れ親しんだものを捨ててでも、
   前に進まなければならないときがあるんだとして、それが今なら。
   
   私は前に進もう。
   そう、思いました。

   ただどうか、進むべき道を着実に歩いていけますように。。
   と祈るばかり。

   だって、今の私に出来る恩返しなんて、本当、それくらいなものだから。


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