映画の国籍って何で決まるの? [ちょっと気になる(映画)]
たとえば、その映画がDVD化されてレンタル屋さんの棚に並ぶ時、
それは果たして、一体どこに並ぶのか?といったことです。
そもそも、レンタル屋さんって大まかな洋画については、
監督別、俳優別、ジャンル別ってのに最初からなっていたりしますよね。
ハリウッド映画とかを集めた「ハリウッド映画」という棚があるわけじゃなくて。
(何か、もう、そこは有無を言わさずにさって感じ。)
だけど、邦画は邦画専用のコーナー(テレビドラマは専用の棚)があって、
その他は、まず、アジアかそうじゃないかで分かれ、
アジア系はひとくくりで隅っこにコーナーがあり(韓流ドラマは専用の棚)、
さらに残ったところに「その他/ミニシアター系」とかってなっていたりするわけですよね。
ちなみに、前述の『BAGDAD CAFE』や『バーディ』、
それと、『8人の女たち』なんかはここに属します。
(失礼しちゃうよね!その他って何よ!その他って!!!)
まぁ、それは今回の論点じゃないので置いておくとして、
結局、この分け方って結構困ると思うんですよね。。
以前なら、100%日本人が作りました!とか、ハリウッドで作りました!とかさ。
あと、フランス映画もそう!やっぱり100%な純フランス産って感じですけど、
最近の映画って、そういうの、少なくなってきましたよね。
まず、こういう疑問を抱くに至ったのは、この『 空気人形 』を観てから。
監督は是枝裕和氏、で、主演はペ・ドゥナちゃん。
製作サイドもほとんど日本側だから、おそらく皆、日本映画という認識でいるのだと思う。
でも、撮影監督はリー・ピンビン/李屏賓/Lee Ping Bingさんでした。
台湾の方ですね。
なんかも撮ってます。
(こちらは監督もホウ・シャオシェン/侯孝賢/Hou Hsiao Hsienさんだけど日本映画ということらしい。)
以下、本当に写真だけのリンクになっちゃいますが(↓)、ホウ・シャオシェン監督と主演のお二人です。
で、こちらは昨年のカンヌでの話。
(っていうか、彼女がこの役を演じるのにそんなリスクまで考慮していたとは・・・。)
お恥ずかしながら、思ってもいませんでした・・・。すいません。。
また、かたや原作・俳優陣は皆日本人、セリフも日本語ですが、
監督はイ・ジェハン氏という『 サヨナライツカ 』(注:SOUND ON)。
ご存知の方も多いと思いますが、
の監督さんですね。
で、そうすると、『サヨナライツカ』は出演者の割合からいうと日本映画なのか?
やはり、製作・采配権を持っている韓国の映画になるのか?(脚本も韓国語だったそうです。)
それとも、タイで撮影したのだから、タイ映画?(撮影スタッフはタイ人だったって聞きました。)
ってか、すいません・・・。
勘違いしていただきたくないのは、私はどこの国の映画だって面白きゃそれで良いんですが
たとえば本作だと、日韓(泰?)共同とかってならまだしも
一体、何を根拠にさらっと「邦画」とかって書いちゃっているわけ?ということが知りたいのです。
(もちろん、同じように韓国映画だ!と言いきっている方もおられます。)
では、そもそも、
色んなルーツをもつ人たちが集まって作ったものっていうのは、
一体、何流とするのが良いのでしょうか???
そんな視点でgoogleしてみると、「 J-Pitch 」というプロジェクトのレポートが目に止まりました。
見てみると、国別に共同製作に関する定義があり、その国の法律に応じて決まるって話です。
ここからは、データを精査してから書こうと思ったのですが、ひとまず、
フランスでは、「 国際共同製作システムの在り方、映画国籍の定義について 」や、
オーストラリアでは、「 映画国籍の定義 」ってのが、
また韓国では、「 韓国との共同製作映画の定義 」ってのがあるようですね。
それぞれ、資金面や製作側の国籍別の割合、撮影場所等、事細かにポイント加算して
その国の映画として名乗るにふさわしいかを決めているようです。
さて。。『サヨナライツカ』はレンタル屋さんではどの棚に並ぶのかなぁ???
監督で分けるなら、『頭の・・・』の横だろうし、いや、俳優で分けるのかな・・・。
中山美穂さんに西島秀俊さんですしね。。
個人的には、アジア・米国云々問わず、全ての映画を監督別に並べて欲しい!!!
(だって今、すっごい探しにくいんですもん。)
なので、期待を込めつつ、今からちょっと楽しみにしています。
ハリウッド100年史講義―夢の工場から夢の王国へ (平凡社新書)
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アタック・ザ・ガス・ステーション! 2 [ちょっと気になる(映画)]
まぁー、あなた。観て良かったですよ。『アタック・ザ・ガス・ステーション!』。
そもそも、役者陣が豪華。この作品出演後、みんな、ビックになっているっていう意味で。
まず、イ・ソンジェさん(ノーマーク役)。
今回は、この方の演技が目当てで観たのですが、もう、期待通り。
・・・なんて言うか、すっごい優しそうな、人のよさそうなお顔でキレキャラ。。
そのギャップがすさまじく良い。
(これは『ほえる犬は噛まない』のときもそうですね~。)
それから、ユ・ジテさん(ペイント役)。
ちなみに、この役でハン・ソッキュさんを抜いて韓国No.1俳優となったそう。
(そもそも、『シュリ』に次いで大ヒットしたという本作です。)
ただ、なぜ、こっち(↓)じゃなくて、この『アタック・ザ・ガス・ステーション!』が
決め手だったのかは、一見するとちょっと謎・・・。。
(それは日本人にはぱっと見、分からない何か、なのかも???)
で、ハン・ソッキュさん主演の『八月のクリスマス』に続き、
ホ・ジノ監督作品の主演と。(本当にそういう流れかどうかは分かんないですけど。)
あ、以前にも書きましたが、3作目はペ・ヨンジュン氏主演の『四月の雪』ですね。。
( リンク先参照 → 「 『ソフィーの復讐』のOST 」 )
それから、カン・ソンジンさん(タンタラ役)、
この方も色んな映画に出ている方ですね。私が今まで観た中では、
に、出ていらっしゃいました。
それから、ユ・オソンさん(無鉄砲役)
まだ観れてないけど、
この豚ちゃんを持ってる人ね。(苦笑)
他にも、イ・ヨウォンさん(カルチ役)も出ていて、
イ・ソンジェさんとの共通点は、その後それぞれがペ・ドゥナさんと共演しているあたり。
この流れ、素敵です・・・。
あとは、キム・スロさん。。
この方も名脇役な俳優さんですよね。
どの作品を観ても、毎回毎回チクッとした印象を残しておられます。
ということで、韓国の俳優さんを覚える上で、個人的にはマストな本作。
あ、サントラもなかなか、良さそうなんですよね~。
(少なくとも、劇中歌はなかなか良いです。)
さて・・・。続編はどうなる???
ちなみに、上記に掲げた俳優さんは今回、どなたも出ていらっしゃらないそうです。
それでも、前作で得られた成功による期待感は引き継がれているでしょうから、
自ずと、関心は高いものと思われます。。
チョン・ジェフンさん、ムン・ウォンジュさん、
チョ・ハンソンさん、チ・ヒョヌさん・・・
すいません。。また、どなたも存じ上げませんが。。そのうち、きっと!!!
あ!唯一、キム社長役のパク・ヨンジュさんは、今回も同じ役で出演です。
1作目に出た後、実際にガソリンスタンドのCMに登場したりと、
GS社長のイメージが定着したとか!?
(ここしばらくは俳優活動を休止されていたのに、この度、復帰されたようです。)
う~む。。日本公開が待ち遠しいですね。
(あと、文中にある、パク・ヨンジュさんが演じるのは「パク社長」じゃなくて「キム社長」だと思います。)
●「주유소습격사건2」公式サイト(注:SOUND ON)
→ http://www.oilattack.co.kr/
さて。今、こうして待っている作品は、『グッドモーニング・プレジデント』『私は幸せです』に続き、
( リンク先参照 → 「 チャン・ジン監督の作品 」 )
( リンク先参照 → 「 ヒョンビン出演の作品 」 )
本作で3作品目になりますね。首を長~くしてお待ちしております!!!
ヒョンビン出演の作品 [ちょっと気になる(映画)]
私の中の、『私の名前はキム・サムスン』・・・。
( リンク先参照 → 「 私の名前はキム・サムスン 」 )
今、把握しているのはですね、
ジノン(ヒョンビン)が、
蒼井優ちゃん似のチョン・リョウォンさん扮するユ・ヒジンに
「俺を捨ててアメリカへ行ったな!」と激怒しているところまで。
ここまでで、個人的にツボだったのは、
趣味は「お姉さま(キム・サムスン)イジメ!」と豪語するジノンが、
早朝電話してきた姪っ子ミジュちゃんには怒りもせず、
おたまじゃくしの歌を歌ってあげるところ・・・。。
正直、もう、キュンってなってしまった。(でも、私はMではありません・・・。決して!)
おまけに、この氷の王子ことサムシク(注:サムスンがジノンのことをこう呼ぶ)は、
歌は歌うし、ピアノも弾きます。しかも、全部、ヒョンビン本人によるものだとか。。
これはきっと、『ガリレオ』で冒頭、福山雅治扮する湯川学が見せる、
スカッシュとか、アーチェリーとか、彫刻までする・・・とかのカットに似ている気がする。。
(こういうのに概ね女子は弱いと思うのは私だけだろうか?)
で、キム・サムスンが借りられないことにイライラしててもしゃあないので、
DVDに入っている劇場予告で見かけたヒョンビンが主演の映画を観ることにした。
まずは1本目。
ホテル経営者の御曹司って役柄はジノンと似たような設定。ただ。かなりダサい。
いえ、ヒョンビン演じるカン・ジェギョンがね、いかにも甘えて育った感じで
ようするに、性格がまったく洗練されていないのですよ。
卒業することになる高校の同級生は所謂、田舎育ちという設定なのだろうけど、
彼らのほうがよっぽど分をわきまえているし、何より大人。。
それはそうと、ヒョンビンもさることながら、
相手役のイ・ヨニちゃん(イ・ウナン役)がめちゃめちゃ良い。
イ・ヨニ/이연희/李延熙/Lee Yeon-Hee
→ http://contents.innolife.net/listt.php?ai_id=9248
(日本で言うと、福田真由子ちゃん、志田未来ちゃんみたいな感じで可愛い感じ。)
その他ヒョンビン出演作品はご覧の通り。。
それと、まだ日本では公開されていない最新作があって、
邦題は『私は幸せです』というタイトルだそう。
原文タイトル「나는 행복합니다」、英文タイトル"I Am Happy"。
予告編はこちらです。
役名は誇大妄想症患者チョ・マンス。確かに、この人がヒョンビンとは・・・。
ウォンビンの扮したトジュンもそうでしたが、こちらも演技力が試されますね。
監督はユン・チョンジャン氏。
ちなみに、監督は今までに以下のような作品を撮られています。
デビュー作は日本未発売。一応、日本語字幕が付いているらしいですが・・・。
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ちなみに、ウォンビンが
ウォンビン/원빈/元斌/Won Bin
で、ビン様ならヒョンビンも
ヒョンビン/현빈/玄彬/Hyun Bin
も、ビン様なのではないかと思うんですよね。。(向こうの愛称だとビニかな。)
・・・ということで、当面、Wビン様で行きます。(苦笑)
ってか、皆さん、早く、DVDを観終わって返却してくださ~い!!!
(このままだと、他のドラマにまで手を出しそう。。)
チャン・ジン監督の作品 [ちょっと気になる(映画)]
ちょっと気になる韓国映画第3弾・・・。もう、観れば観るほどヒットしちゃって、
私は今、何を観ても面白いんじゃないか?
とか疑ってしまうほど、また見つけちゃった・・・ってな感じである。。
きっかけは、
ガン&トークス ウォンビンスペシャル・エディション [DVD]
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- メディア: DVD
そう・・・。またしても、ウォンビン発であるのであった・・・。(笑)
私ね、実はあんまし、カッコ良いだけの人って好きじゃないんですよ。。
だからね、ウォンビンの昔のドラマは多分、
観ることはないだろうなって気がしてるんですが・・・、
これは面白い!スタイリッシュだし、味があるし、何よりコミカル!
他の3人の俳優さんも、刑事?(特捜だからやっぱり地検の検事?)役の方も
み~んな良い感じの役者さん達ばかりです。
今回の監督はチャン・ジン/장진/張鎭/"Jang Jin"氏。
一説には韓国の「 三谷幸喜 」とも呼ばれているそうで、
これだけで、伝わる人には伝わりそう。。実際、あちらでは劇作家としても有名だそうです。
最新作は『グッドモーニング・プレジデント』。
(※公式サイト等があったらリンクしておきます。)
今度の作品はチャン・ドンゴン氏が主演していたりするのですが、
昨年、「 韓国映画ショーケース2009 」っていうイベントで先行上映されたそうです。
雰囲気からして、やはりコミカルな作品なんじゃないかと思われますね。
(リンク先で予告編のみ見られました。)
あ、一応、今春に「 Cinem@rt:シネマート 」でも公開されるみたいです。ちょっと気になるなぁ~。
上野まり子さんのブログ → 「 上野まり子のアジアン・スターインタビュー 」
(※リンク先は該当記事へ。)
さて。。監督のDVDになっている作品を調べてみると、めぼしいものは
くらいでしょうか・・・。(映画に特化させていただきましたが。)
どうも、日本では販売されていないものも多いのと、
元々脚本のみ参加しているものが結構あるようなので、全部を観るのはちょっと大変かも・・・。
一つずつ調べていけば、たとえばこのムックには、
韓国ドラマスターLIVE―ヨン様主演「初恋」完璧ガイド&「パリの恋人」全21話収録!! (バンブームック)
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『あきれた男たち』が丸々収録されてるらしかったりとか、
とか。他にも『 極端な一日 』ってのも観てみたいんですけど・・・。
それと、以前から気になっていたのは、脚本等で参加されていたという『 トンマッコルへようこそ 』。
監督が違う方なので、今まで全く存じ上げませんでしたが、蓋を開けてみればそういうことでした。。
音楽もあの「 久石譲 」さんですよ。(それも全然知らなかった・・・。)
出演者は『ガン&トークス』(一番上のDVD画像)でいうと、
爆薬の専門家役だったシン・ハギュンさん(『ガン&トークス』左から2番目の人)、
射撃の名手役だったチョン・ジェヨンさん(『(同作)』一番右側の人)
が、出ているみたいですね。。わくわく。。もう、絶対面白いじゃん・・・。
個人的には『ガン&トークス』リーダー(そしてウォンビンの兄)役の
シン・ヒョンジュンさん(『(同作)』一番左側の人)の他の作品も気になります。
数年前に日本のドラマにも出ていらっしゃったみたい・・・です。
(ちなみに、ウォンビンはコンピューターが得意という役でした。)
他にもまだまだありますチャン・ジン監督の作品については、
mocaさんのHP → 「 *Heavy Sweet Heaven* 」
(※リンク先は該当ページへ。)
に、詳しく掲載されています。。
「 シネマコリア 」HPにも「 チャン・ジン 」監督のページがありました。
『 ムッチマ・ファミリー 』???これも面白そうだなぁ~。
(・・・って、みんなで書いていれば、いつかきっと、日本でも公開されるはず!?)
そして、ウォンビン、ありがとう!あなたの作品選びは本当に素晴らしいです!!!
(私は真面目に感動しています。)감사합니다!
と、日本での韓流スターのイメージに囚われ過ぎてしまうと、
こういう良い作品に巡り合う機会を逸してしまいそうですよね。
(今までの私が良い例だ・・・。)
本当、気をつけよう・・・っと。
下手な人がもてはやされるほど、韓国映画界の層は薄くない・・・ってことね。
勉強になりましたっ
過速スキャンダル"Scandal Makers" [ちょっと気になる(映画)]
原文タイトル「과속스캔들」、英文タイトル"Scandal Makers"、
邦題は『 過速スキャンダル 』について。
(ちなみに、原文タイトルをgoogleで翻訳すると「スピード違反の不祥事」ってなります。)
実は昨年、Londonへ行く途中の飛行機の中で観た映画だったんですが、
すっごい面白かったんですよ。
・・・で、既に日本では公開されててDVDくらい出てるんだろうと思ったのに、何もなくて・・・。
(おまけに調べた当時は"Scandal Makers"じゃ何もヒットしなかったし・・・。)
最近になってようやく日本で公開される運びとなった模様!!!ヤッタ~!!!
で、今、このタイミングで"Scandal Makers"と調べるんじゃダメで、
"スピード(オーバー)・スキャンダル"とか、そういうんで調べなきゃいけなかったことも発覚です。。
だってさ・・・。
まぁ、何にしろ。日本語字幕でも観てみたかったので嬉しいです。。
(で、リンクした「 AFPBB News 」の文面も息子のスチャンくんが・・・ってなってるから余計にですが、)
この3人をみてると、夫・妻・一人息子の親子っぽいけど、全然違います!
(実生活上はもちろんのこと、役柄の上でもなんです!)
っていうか、この設定は結構、どころかあんまりなくない?
かなり意表を突かれますね。
メガホンをとったカン・ヒョンチョル/강형철/姜炯徹/"Kang Hyeong-Cheor"監督は、
今回が初めての作品のようでして、その年の新人賞などを受賞されています。
(この監督の次の作品も面白いんじゃないかなぁ~、と個人的には期待大。)
で、この子役の男の子はワン・ソッキョン/왕석현/王錫賢/"Wang Seok-Hyeon(Wang Suk-Hyun)"君。
映画を観れば一目瞭然!もう、むちゃくちゃ可愛いんです!!!
思わず、向こうで見かけた看板を撮ってきちゃいました。。
~ 종로지하상가(鍾路商街)にて ~
あとは、「 チムジルバン 」に連れて行ってもらったときに見かけたCMでチラ見して。
(一緒にいた方々は、私がワン・ソッキョン君を知っているので驚いていました。)
最近、「 YouTube 」で見つけたのはこの動画ですね。。
詳しくは、映画を観ていただければ分かるんですが、
この小さな男の子が腰を折って、「안녕하세요」って言うところがめちゃめちゃ可愛いんです。
今回の旅行でお世話になったゲストハウスにもちょうど同じくらいの男の子がいたんですが、
その子の雰囲気も同じような感じでしたね。
もう、こっちも膝を曲げて、屈んでご挨拶。。「アンニョンハセヨ~。」
日本では、こんなに丁寧な挨拶をする子供はほとんど見かけなくなりましたかねぇ~。
その他、違う映画ですが、声優にも挑戦したそう。。観たいなぁ~、これも。
・・・と、後半はほぼ、ワン・ソッキョン君な話で終わってしまいましたが、
映像もスタイリッシュで、ストーリーもなかなか面白いと思うので、是非!
あ、劇場公開は2010年2月13日からです。
※以下の2枚は『母なる証明』を観に行った劇場の展示物です。携帯で撮っちゃった・・・。
ポン・ジュノ監督の作品 [ちょっと気になる(映画)]
『 母なる証明 』を劇場で観られました。
私、映画に¥1,800も出せないので、どうしても日程調整が欠かせません。
・・・が、独り身の気楽さで安い日に行けるって話もある。すいません。。
んで、それはそうと、思いました!
いやぁ~、久しぶりに骨のある映画を観たな、と。
なんていうんでしょう。まず、第一に、映像が大変美しい!!!
冒頭のキム・ヘジャさんが踊るところなんか、もう、ゾクゾクしてしまいました。
で、昔は、こういう映画ばかりを観に行っていたので、個人的趣向の基本路線はこっちなんですね。
だけど、忙しくなってくると、なかなか映画まで手が回らなくなるので、
適当にテレビでやってたときとかに、かいつまんで見ちゃったりするわけじゃないですか?
でも、そういうのって、意外とツケがまわるんです。自分の中の源泉がカラッポになるから。
・・・が、おかげさまで今回はそれが少し補充できたような気がしています。
ウォンビンに感謝しなきゃ。。(笑)
(彼がこういう映画ばかりに出てくれるようになると、私にしてみれば一石二鳥!)
ストーリーについて触れるつもりは全くありませんが、
事実はいかようにあれども、真実(いや、「信念」というべきでしょうね。)を追及する強さが前面に出ていて、
それを最初と最後にああいうまとめ方をするなんて・・・。
今は俄然、ポン・ジュノ/봉준호/奉俊昊/"Bong Joon-ho"監督に興味津々です。
他の作品も観たい!ってか、元々、
だけは観ようと思っていたんだけど、まだ、手が回っていなくって。。
今回の『母なる証明』の雰囲気は、
に、似ているらしいので、こちらも比較対象として是非観てみたい。
(なんでも、脚本執筆中に設定が似てきてしまったので、敢えて、セルフパロディ化したそう。)
こちらもそうなんですが、
グエムル-漢江の怪物- コレクターズ・エディション [DVD]
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- メディア: DVD
どちらにもソン・ガンホさんが出ていますよね。
実はこの、『 大統領の理髪師 』を観た時に、初めて顔と名前が一致した俳優さんです。
きっかけは、またまた『 フレンズ 』の中に出てくる
(すいません・・・。bibleなもので・・・。)
「 孝子洞 」という地名に興味を持って調べたところから来てるんですが・・・。
ちなみに、この映画もオススメです。(イム・チャンサン監督のデビュー作。)
再び、ポン・ジュノ監督作品に戻ると、あとはこんな短編集等もあり。
良いなぁ~。。今すぐ、家に籠って一気に観てしまいたい気分です。
ファッションが教えてくれること [ちょっと気になる(映画)]
これは、
のモデルになったと言われている、米「 VOGUE 」編集長「 Anna Wintour 」が手がける
"Sep.2007"号の企画から発刊まで、制作現場を追うドキュメンタリー映画です。
Vogue [US] September 2009 (単号)
- 作者:
- 出版社/メーカー: Conde Nast
- 発売日: 2009/09/01
- メディア: 雑誌
(さすがに2007年のまでは取り扱いなし?ちょっと観てみたいページあり・・・。)
アナ編集長は、その言動から色々と揶揄されている方なんだそうですが、
その影響力は絶大!この人が嫌だと言えば全てがボツになってしまう。
理由が分かって賛同出来れば良いけれど・・・。
とは言え、観ている限り、私自身は結構好意的に思えました。
(もちろん、一緒に働いていないからこその感想かもしれませんけどね・・・。)
彼女はただ、心から良いと思うものが作りたくて、
でも、自分一人で全てはやれないから、
周りのスタッフと一緒にやっていくことになるわけですが、
そこは、やっぱり自分でやるんじゃないですからね・・・。
他の才能ある編集者を尊敬しているからこそ、
現場についてはお願いするけど、
自分のなかにあるポリシーは一歩も譲らないっていうか、
絶対後ずさりすることがないっていうか。
これって、簡単なようで非常に厳しい立場です。
単なるワガママだったら、次第に人は付いてこなくなるでしょうし・・・。
「雑誌を売ること」
そのことにストイックに徹するだけ。文字通り、徹頭徹尾。揺らぎません。
以上!
せっかくなので、「 プラダを着た悪魔 」も観てみようかな・・・。
(原作者は昔、アナ編集長のもとで働いていた経験があるそうです。)
Julie & Julia(ジュリー&ジュリア) [ちょっと気になる(映画)]
Maxさんのブログ → 「 ジュリア・チャイルドとジュリー・パウエル 」
なんでも、この"Julia Child"/「ジュリア・チャイルド」さんって、
アメリカに家庭料理としてのフランス料理を、広めたことで有名な方なのだそう。
それを証拠に、「 Smithsonian 」にある「 The National Museum of American History 」には、
彼女のキッチンが展示されているんだとか。( → 「 Julia Child's Kitchen 」)
Mastering the Art of French Cooking, Volume I
- 作者: Julia Child
- 出版社/メーカー: Knopf
- 発売日: 2001/10/16
- メディア: ハードカバー
Mastering the Art of French Cooking, Volume 2
- 作者: Julia Child
- 出版社/メーカー: Knopf
- 発売日: 1970/10/12
- メディア: ハードカバー
Mastering the Art of French Cooking, Volume 1
- 作者: Julia Child
- 出版社/メーカー: Knopf
- 発売日: 1983/09/12
- メディア: ペーパーバック
Mastering the Art of French Cooking, Volume 2
- 作者: Julia Child
- 出版社/メーカー: Knopf
- 発売日: 1983/09/12
- メディア: ペーパーバック
Julia's Kitchen Wisdom: Essential Techniques and Recipes from a Lifetime of Cooking
- 作者: Julia Child
- 出版社/メーカー: Knopf
- 発売日: 2009/06/23
- メディア: ペーパーバック
French Chef (3pc) [DVD] [Import]
- 出版社/メーカー: Wgbh Boston
- メディア: DVD
French Chef 2 (3pc) [DVD] [Import]
- 出版社/メーカー: Wgbh Boston
- メディア: DVD
French Chef (3pc) [DVD] [Import]
- 出版社/メーカー: Wgbh Boston
- メディア: DVD
ご覧の通り、本とか、DVDとかも出てます。(元「 CIA 」っていう経歴も凄いけど。)
・・・で、まぁまずは、この動画を観てくださいってば。
●「Julia Child making omelette」
フライパンをね、ゆさゆさゆさゆさ、はい・・・っと、ぽん!
って、え???マジですか?
私、出勤途中の電車の中で初めて観て、これがもう一日中めちゃくちゃ気になってしまい、
帰宅後、早々にやってみました。
おぉ!!!すごい・・・。本当にゆさゆさゆさゆさ、で良いんだ!
(粗挽き胡椒を使ったので黒いポチポチが。綺麗に作るなら是非挽きが細かいものを。)
・・・で、この"Julia's Recipes"を365日かけて作り続けた、"Julie Powell"さん。
Julie and Julia: 365 Days, 524 Recipes, 1 Tiny Apartment Kitchen
- 作者: Julie Powell
- 出版社/メーカー: Little, Brown and Company
- 発売日: 2005/09/28
- メディア: ハードカバー
"Julie"さんはそれをブログに更新し続けた結果、上記のような本になり、
とうとう、映画化もされました。( → 「 Julie & Julia 」)
日本では
私、日本では"Julia"さんご本人って、あまりメジャーな方ではないように思うので、
てっきり、公開されないんじゃないかと思ってました・・・。(されても単館とかで。)
なのに、全国ロードショーです・・・。すいません。。(苦笑)
だけど、気にならない???元々この人がどんな人でどんな本を出してたのかとかさ・・・。
(原作の翻訳本やら字幕入りDVDとかも、全く出る気配がないんだけど・・・。なぜ?)
主演は
"Meryl Streep"/「メリル・ストリープ」(as "Julia Child")、
"Amy Adams"/「エイミー・アダムス」(as "Julie Powell")の二人。
●「Julie & Julia(ジュリー&ジュリア)」(※日本語版公式サイト)
→ http://www.julie-julia.jp/
今現在、"Julie Powell"さんのブログ、「 The Julie/Julia Projects 」は
"August 13, 2004"、"Julia Child"さんが91歳で亡くなられた翌日に、
追悼文が掲載され、その後は更新されていないようです。
"There's so much I would not have done.
Because it would not have been here for me to do.
Without you here, I would be a different person
– a smaller, a sadder, a more frightened person."
( ~ 一部抜粋。)
なんか、わかるなぁ・・・。
"Julie"さん、"Julia"さんには一度も会えなかったんですね。。お察しします。
・・・って、あらやだ!!!今、気が付いたけど、
"August 12, 2004"って、私が入院した日だわ。(苦笑)
( リンク先参照 → 「 1型糖尿病発覚前(去年のこと)☆その4最後。ありがとう。 」 )
もしも、あのときダメだったならば、"Julia"さんに会えたりとかしたのかしら?
そう考えると、なんか不思議。。
やっぱ、観に行っときます。。
崖の上のポニョ [ちょっと気になる(映画)]
ちょっと気になっていた、『 崖の上のポニョ 』を観てきました。
言わずもがな、「 スタジオジブリ 」最新作にして、
宮崎駿氏が原作・脚本・監督を兼務した作品でもある、この『崖の上のポニョ』。
ちなみに、今までで宮崎駿氏が3つとも兼務したのは以下の作品だけなんですね。
『魔女の宅急便』『ハウルの動く城』は原作者が別の方であったり、
ジブリ作品なんだけれども、監督はしていないというのも多数あります。
・・・ですが、毎回その作品への携わり具合も違うようなので、
それを一概にどうのこうのと論じるのは難しいかもしれません。
以前、『もののけ姫』の公開当時には、
これが宮崎駿監督最後の作品になるかも・・・
という話もあったりしましたが、ご存じのように、
その後、『千と千尋の神隠し』なども製作されており、
今年は『崖の上のポニョ』の公開へと繋がっています。
この「ポニョ」とは、CM等でもお馴染みかと思いますが、
主人公のさかなの女の子の名前です。
でも実はこの子、本名はポニョではありません。
父・フジモトからは、
「ブリュンヒルデ」(声:所ジョージさん)
と、仰々しい名前で呼ばれていました。
じゃあなぜ、「ポニョ」なのかというと、
ポニョっとしているから
ということで、映画中では主人公の宗介くんが命名したものです。
ポニョは、
金魚?人面魚?はたまた半魚人?
その存在感の不可思議さはあるにせよ、
宮崎版「人魚姫」とはなるほど!と思うようなストーリーでした。
また、ポニョと宗介くんは、
『火垂るの墓』でいうと、節子とか、
『となりのトトロ』でいうと、メイちゃんとか。
後頭部の刈り上げ具合も本当に可愛らしい5歳の子供たちで
特に、宗介くんをみていると、
あんな男の子、産みたい・・・。
とか思ってしまったりもします。(女性に優しいしっかり者なの。)
「いま忙しいから、またあとでね~。」
そう!それでいいのだ、宗介くん!(なんの話???)
で、
ポニョ。
実は私、友人がCMでポニョを観るたびに、
私に似てる!と、思う
と言われ、なんとなく胸中複雑なものがありました。
いくらなんでも、あんな魚顔じゃないやい!
とか、
やはり、ここ1~2年で相当太ったからか!
とかね。
・・・が、そもそもだ。
宮崎アニメのキャラクターに似ていると言われることくらい
光栄なことはないじゃないか!
でしょ???
そこに気づくに至るには、映画を観てみるしかなかった、私。
これだから、大人になるって、大人になるって・・・。
きっと、これだから「まっくろくろすけ」も見えないんだ、私。
これからは自ら、ポニョを自負し(まぁ、なんて高慢な。)
いっそのことニックネームも
「かものはし」→「ポニョ」
に、改名しようかと思ったくらいに、猛省せざるを得なかった映画。
それが私にとっての『崖の上のポニョ』です。
う~む。。恐るべし、宮崎アニメ!(笑)
崖の上のポニョ 宗介のポンポン船 『08'年10月以降発売予定』
- 出版社/メーカー: エンスカイ
- メディア: おもちゃ&ホビー
●「崖の上のポニョ・予告編」
ねぇねぇ?やっぱり似てますかねぇ?
続・いのちの食べかた [ちょっと気になる(映画)]
( リンク先参照 → 「 いのちの食べかた 」 )
先週の土曜日、仕事に行く前に観てきました。(息抜き、息抜き・・・。)
劇場は私の大好きな、「 下高井戸シネマ 」!
( リンク先参照 → 「 懐かしの街・調布 」 )
※学生時代、映画と言えば、ここと「 パルコ調布キネマ 」が定番でした。
まず、一言。。
「久しぶりに観た、良いドキュメンタリー映画でした。」
この映画では、一つ一つの映像に、
今、何をしているところなのか?その結果どうなるのか?について
一切の説明がなされないため、その解釈は映画を観ている個人個人に委ねられています。
(よくあるインタビューやナレーションが無いのです。)
なので、詳細は是非ご覧になってください、としか言いようが無く。
私は、と言うと、淡々とひたすら美しい映像が映し出されていたので、
それがかえって、ごく日常にある風景ともダブり、思わず泣いてしまいました。
また、ここからは私の稚拙な言葉を羅列するよりも、
ずっと端的に言い表された素晴らしい文章があるので、是非その抜粋を。
パンフレットにあった森達也さんの文章から、
「私たちが、目を逸らしてきたこと。」
「食とはいのちの矛盾を租借することでもある。これは欧米も日本も変わらない。
生きとし生けるものの業であるこの矛盾を、僕たちは整合化してはならない。
矛盾は矛盾として受容せねばならない。端数を四捨五入してはならない。
忘れないこと。意識におくこと。目をそむけないこと。凝視すること。」
私がいつも心がけようとしつつも、なかなか出来ないでいる、全てのことにおいて。
この言葉は誠に真摯に響きました。
以下、パンフレットにあった副読本。
食べ物としての動物たち―牛、豚、鶏たちが美味しい食材になるまで (ブルーバックス)
- 作者: 伊藤 宏
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/08
- メディア: 単行本
この回には、小学生くらいの女の子数人を連れたグループが観に来ていました。
映画を観ながら、「うわ~!」と叫んだり、画面の中に何かを見つけてはクスクスと笑ったり、
同行者の大人も含め、正直、あまりマナーの良い人たちではなかったけれども、
でも、この映画を無感情にただ淡々と観ているだけの子供ってのは怖いし、
もっと嫌だなぁとも思いました。
だからもし、子供さんにこの映画を観せようと思うときは、
最初に、「こういう映画だけど、それでも観る?」と
本人の意思を確認してからにしてはどうでしょうか。
これは、作り物の映画なんかじゃなくって、実際に起きている本当のことなんだよ、って。
●いのちの食べかた公式HP
→ http://www.espace-sarou.co.jp/inochi/