小天使ブリュッセルをゆく・・・ [お気に入り(本)]
彼女の作品で最も有名なのは、
といった、デッサンのみで構成された絵本だと思う。
そもそもだ。
この絵本には国籍の違いやその人が育ってきた特有の文化的背景を
感じさせるようなものは一切描かれていないため、
私は、彼女が(というか、むしろ、性別さえも。)どこの国の人かということなどには
注意を払ってこなかったように思う。
で、6月、旅行に出る前、調べ物をしている最中にこの本を見つけて、
彼女が(ということと)、ベルギー・ブリュッセル出身の作家さんだったのだと知った。
デッサンの美しさはもう言わずもがな、この本にはちょっとした文章が付いていて、
ベルギーの公用語であるフランス語、
もちろん、これは翻訳本なので日本語も併記されています。
(ただ、ワガママを言えば原作にあったという英語も残しておいて欲しかったかな。)
より大きな地図で Le petit ange à Bruxelles を表示
で、天国から降りてきた天使が本の中で立ち寄った場所をマークしてみました。
(元々、有名な観光スポットがメインではありますが。。)
これを観て行けば、あぁ、あれね?ってな感じになれるかも!?
・・・って、行く前にやれば良かったよ。。トホホ。。(苦笑)
もし、この地図がこれから出かけるどなたかの参考となれば幸いです。
神曲 [お気に入り(本)]
それが、このアルケミアから出ているダンテの「神曲」です。
実はこちら、再刊本でして、
以前はJICC出版局というところから出版されていたようです。
「神曲」は数あれど、どうせ読むなら是非、
このJICC出版局 or アルケミアのをオススメします。
だって、金張りの大きめのハードカバー。
どっしりと重い本を開くと、そこに広がるギュスターヴ・ドレの挿絵。
大変美しい本だと思います。
私には少々高過ぎて買えないから、
いつも図書館で借りて読んでいるのですが、何度見ても素晴らしい。
こちらは、挿絵だけの「神曲(La Divina Commedia)」だそうです。
The Dore Illustrations for Dante's Divine Comedy: 136 Plates
- 作者: Gustave Dore
- 出版社/メーカー: Dover Pubns
- 発売日: 1976/06
- メディア: ペーパーバック
でも、谷口江里也氏の日本語で語られる「神曲」も
大変素晴らしいと思います。
また、同じアルケミア出版からは以下の本も出ています。
こちらはまだ読んだことがないので、是非挑戦してみようと思います。
(※っていうか、挑戦中。)
もし、デヴィッド・フィンチャーの「セブン」が好きな方ならば、
「神曲」は本当、オススメですね。
ものの持ち方 [お気に入り(本)]
ずっと気にかかっていた一冊の本がありました。
それは、柳宗悦の『ものの持ち方』という本で、
このたび、ようやく手元に置けるようになりました。
この本は・・・。
いや、そもそもこれは本というより、何かの雑誌の付録のような佇まい。
藍染の布で装丁されたこの本は、
昭和二十二年に発表された旧漢字・仮名遣いのものを
読みやすいようにと、吉本力氏により現代表記に改められたものだそうで、
翌年、昭和二十三年に発表された『美の法門』という本が、
「工藝美において、作る側から論じているのに対して、
『ものの持ち方』は、用いる側から説いており・・・
--- 吉本力氏の寄せ書きより」
ということで、
まるでコンピューターにおけるプログラマーとシスアドの関係性のようでもある。
尚、上記『美の法門』はこちら。
※水尾比呂志氏は日本民藝協会会長
残念ながら、本題の『ものの持ち方』については、
近所の本屋さんでも(多分)、Amazonでも買うことが出来ないように思うので、
興味のある方は是非、「日本民藝館」の売店まで。
売店に立ち寄るだけですと、入館料はかかりません。(苦笑)
また、装丁の藍染の柄は何種類かあり、好きなものを選ばせていただけました。
私はこの縦縞を選びましたが、他には格子柄なんてのも。
「いやいや、私は旧漢字・仮名遣いのものを読むわ!」
という大変頼もしい文系の方は、
月刊『工藝』百十六号(昭和二十二年三月発刊)のものに
掲載されているようですのでそちらをどうぞ。
(どうぞ、と書きつつ、なかなかご縁がないとめぐり合えない気もしますが・・・。)
「工藝品は使われると活々してくる。
またよく使われているときほどそれが美しく見えることはない。
また使い慣らすと際立って美しさが増してくる。
(中断)
ところが買い手は必ずしも用い手ではない。
使うために買うのではなく、ただ見るために・・・」
あぁ・・・。
今、3~4年前に観た「 ジャパニーズ・モダン展 -剣持勇とその世界- 」の図録を
買わなかったことも思い出してしまった・・・。
さて・・・。こちらも今から手に入るかしら???
浴室 [お気に入り(本)]
5冊目は、こちら。
ジャン=フィリップ・トゥーサンの『浴室』。
同氏の作品としては他にも、
『ムッシュー』『カメラ』『ためらい』『テレビジョン』という4作が
同じ「 集英社文庫 」にて文庫化されています。
この装丁、素敵じゃないですか?
思わず、シードルと一緒に写真なんか撮ってみたり。(苦笑)
実は、この本を記事にしなきゃ!したい!と思ったのは
全然別の本がきっかけ。
その本は、こんな一文で始まる。
「あなたは、袋小路に住んでいる。
つきあたりは別の番地の裏の塀で、猫だけが何の苦もなく往来している。」
それを一読した瞬間、私の頭の中では
「あぁ!!!『浴室』!書かなきゃ~。」
って声がした。何でしょうかね。(苦笑)
さて。
本題は『浴室』だった。
「初めて買って読んだのはいつだったっけ?」
う~む。。。
すぐには思い出せないくらい前のことだったけど、それからずっと好き。
特にジャン=フィリップ・トゥーサン氏の著作に出てくる男の人の
なんとも言えない佇まいが私は好きで、
俳優で言うと、マーティン・ドノヴァンみたいな人なんじゃないかと
私は密かに思っている。(ここで公になっちゃったけど。)
特に、『ムッシュー』なんて、まさにそう!
で、マーティン・ドノヴァンと言えば、ハル・ハートリー(Hal Hartley)。
大好きな映画監督の一人です。
この『SIMPLE MEN』は、ソニック・ユースの曲で踊るあたりとかがかなり好き。
他にも、『TRUST』とか。
こちらについては、
mittaさんのブログ → 「 Ça commence aujourd'hui 」
※リンク先は該当記事へ。
に詳しい。
あ!
だから、本題は『浴室』だった。
実は、トゥーサン氏もメガホンを取り、自身の著作を映画化しているはずなのですが・・・。
Amazonには1つしか置いてないですね。(しかもまだ読んでいないやつだ。)
・・・と、まぁ、こんな記事では何一つ伝わっていないことは重々分かっているけど。
どちらも本当、オススメです。
「午後を浴室で過ごすようになった時、そこに居を据えることになろうとは思ってもみなかった。
浴槽の中で思いをめぐらせながら、快適な数時間を過ごしていたにすぎない。
服は着たままの時も脱ぐ時もあった。エドモンソンはぼくの頭の横にいるのを好み、・・・」
そっかぁ。どうして、あの一文でそんなことを思ったか、分かった気がする。
ヒントはね・・・
「直角三角形の斜辺の二乗は他の二辺の二乗の和に等しい。
--- ピタゴラス」
キリンと暮らす クジラと眠る [お気に入り(本)]
「お気に入り(本)」。第4弾。
『キリンと暮らす クジラと眠る』。
久しぶりに図書館で見かけて、思わず記事にしちゃいました。
作者はドイツの新聞記者でもあるアクセル・ハッケさん。
その語り口(日本語訳も上手いのでしょうね。)のウィットに富んだことといったら!
そして、忘れちゃいけない、ミヒャエル・ゾーヴァさんの挿絵も秀逸!
映画『アメリ』の中でも、アメリの部屋に掛けられていた印象的な絵(犬の絵。)、
あれもミヒャエル・ゾーヴァさんのものなんですよ。
以前、ミヒャエルさんの展覧会が開催されていたことがあったのですが
行くに行けず。。今でもちょっと悔しい。
そして、アクセル・ハッケさん、ミヒャエル・ゾーヴァさんのスーパーコンビ!による著作は
他にもありまして、もしかすると、こちらのほうが有名なのかもしれません。
成長するたびにちいさくなっていく王様。
物語のなかで描かれる、どうやって子供が生まれるのかというヒミツも素敵。
だけれども、私は表題の『キリンと暮らす クジラと眠る』のほうがずっ~と好きなのです。
この世に多種多様に暮らしている生き物たち。彼らはいつも何を思って生きているのか?
「ぼくたちの心の奥にうず巻く生き物たちへの素朴な、とても素朴な疑問。
そして彼らのかくされた生活と意見。」
情緒あふれる博物学、
繊細な感性によるハートフルな博物学をうちたててしまおう、と作者は言います。
そして、ゴキブリすらちょっとだけ、いとおしくなるほどの物語。
まぁ、読んでみてください。
そして、作者自らが前書きでこう締めているので、私も倣って。。
「適切で好意的な感想には、ココロから謝辞を捧げよう。
けれどもつまらない言いがかりや悪意のこもったケチに対しては、
冷ややかな距離を置くことにしよう。
--- A・ブレーム」
※A(アルフレート)・ブレームさんは、ドイツの動物学者。
ダーウィンの進化論に偏見をもたず、いち早く著作でも取り上げたため、
古い因習にとらわれた同時代の人々からの非難にさらされた人
だとのことです。
シリーズ「3X歳ガン漂流」 [お気に入り(本)]
今回の記事は直球で、ある「本」について書こうと思う。
昨日、「今日こそは!」と
例によって休んでしまった(=サボってしまった)定期検診に行き、
( リンク先参照 → 「 むむむ。。。体調悪っ! 」 )
病院帰りに立ち寄った本屋で、
「なぁ。(そろそろ)買えよ。」
そんな声に呼ばれた気がして、ふと足を止めた先にあった本。
それがこの、『3Xガン漂流』シリーズです。
『31歳』、『32歳』、『33歳』と、3冊あります。
「本(モノ)に呼ばれた。」という経験、この記事を読んで頂いているあなたにもあるでしょうか?
別に本じゃなくても、CDでも洋服でも何でも構わないのだけれど。
実はこの本、装丁の雰囲気から(「やまだないと」さんの表紙絵ですしね。)
すぐに目に付き、もう大分前から、その棚に並んでいるのを、私は知っていました。
そりゃ、知っていたさ。この装丁ですよ?見逃すはずがない。
・・・とはいえ、もうご存知の方も大勢いらっしゃることでしょう。
私が知るもっともっと大分前から、テレビや新聞等で話題になっていたようなのです。
簡単に言えば、私の情報が遅いのだが。(←今は、この点が非常に悔やまれる・・・。)
最初に見かけたときに発刊されていたのは、『32歳(以下「ガンエヴォ」)』まで。
※ご本人が、2作目のことを「ガンエヴォ」と書かれているので。
もちろん、そのときも手に取り、パラパラとページをめくってみたのだけれど、
「ふ~ん。」と、つれない私。
「31歳」→「32歳」。
このままきっと、結構長らく続いちゃったりするんだろうなぁ、なんて
無責任な期待?をしていたのかもしれない。
そう。
「いつまでも、今日と変わらない日が来るのかと思ってた。」
的な思い込み。
この本は、
そのタイトルからも分かるように、作者の奥山貴宏さんのガン闘病記です。
31歳にして「肺がん」を患い、余命2年と宣告された奥山さん。
世の中には色んな病気の人がいて、ゆえに闘病記っていうのもたくさんあって。
云々。。。
私の書いているこのブログも、闘病記の端くれになるのでしょうか???
私は、自分が病気になる以前から、
そういうのは敢えて、読まないようにしてきたところがある。
理由?理由はね・・・。
(書いていたら、かな~り猛毒を吐きまくってしまったので、自ら削除。)
さて。
この闘病記は、ちょっとね、そういうのとは一味も二味も違います。
ご本人も、
「感動したい人、泣きたい人は他をあたってくれ。」
と書かれているように、いわゆる闘病記が苦手な方こそ、読んでみて欲しい。
内容は、時系列に日記形式で進んでいくのですが、のっけから「Underworld」の話。
たまたま今、私の使っている携帯の目覚まし代わりの着メロが
『Born Slippy(NUXX)』だったのもあり、
また、奥山さんがフリーになる前に携わっていらした雑誌の中の一冊。
『effects』。(奥山さんはライターさん。)
私は、これが未だに捨てられなくて、取っておいてあるのです。
昨年末の引越しのときにも、ちゃんと箱詰めして持ってきちゃいました。
・・・と。
年齢が近いせいもあるのか、はたまた、趣味嗜好が似通った部分があったのか。
直接面識はないけれど、友人の友人くらいの距離でつながっていたのではないか?
なんて、勝手に思う。
(友人の友人の先輩という距離ならば、本当にありそう。奥山さんは日芸だそうですよ。)
↑
HMVのサイトにジャンプ。(試聴できます。)
※新しいウィンドウが開きます。
↑
Impress Directサイトにジャンプ。
※新しいウィンドウが開きます。
もちろん、病気のことも書かれているのですが、
基本的に
「フリーライターを生業としている人が病気になったので日記にそのことを書いてみた。」
という感じ。
ごく普通の日常に病気がある。
というだけ。
そういうの、私は好きです。
まぁ、とにかく。
まずは、『31歳』から、と購入し、電車の中でザーッと読んでしまい、
今日のうちに、『33歳』まで買っておかなければ、ひどく後悔する週末になるであろうという予感。
本能に従い、途中下車して、本屋さんで『32歳』『33歳』を購入。
今はね、上手く文章にすることができません。
ただ、早く記事にしなきゃという思い、のみ。
そして。。。
あぁ・・・。
どうやら、呼ばれたのは本当だったようです・・・。
今も、牧野出版さんのWebマガジン「パブリデイ」には奥山さんのブログが残されているのですが
そこに、NHK教育テレビ「ETV特集」での奥山さんの番組、
『オレを覚えていてほしい』 の、再々放送の告知がありました。
※ご本人が生前残そうとされていたインタビュー映像等をまとめたもの。
「NHK教育テレビ」という辺りが、最近の私っぽいではないか。。。
ETV特集
『オレを覚えていてほしい--ガン漂流・作家と読者の850日--』
2/18(土) 25:05~
ナレーションは、あややですね。直接、会うことはできたのでしょうか?
謹んで、拝見させていただきます。
そして、病気が徐々に進行する最中、書かれた自伝的小説。
『ヴァニシング・ポイント』。
※プライマル・スクリーム?元の映画のほうかしら?(←映画のほうでした。)
この小説が発売された3日後、奥山さんは亡くなりました。
ご冥福をお祈り申し上げます。
●奥山貴宏さんのHP
→ http://www.teknix.jp/
●牧野出版
→ http://www.makinopb.com/
●Webマガジン「パブリデイ」内、『32歳ガン漂流 エヴォリューション』
→ http://www.publiday.com/blog/adrift/
●勝谷誠彦さんのHP
→ http://homepage2.nifty.com/katsuya-m/index.html
●NHK教育「ETV特集」
→ http://www.nhk.or.jp/etv21c/update/2005/0723.html
この記事、きっと何日かしたら、書き直しますから。
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2006年2月23日。追記。
この記事を書き直すというよりも、
この本を読んでいく過程で自分にあったことなどを書いていくほうが相応しいと判断し、
別途記事にしました。
本の内容とは、直接関係のない記事になっていますが、予めご了承下さいませ。
( リンク先参照 → 「 『幸せ』ということ。 」 )
( → 「 Sweet & Bitter 」)
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シリーズ「英語難民救済センターの本」 [お気に入り(本)]
「英語難民」。素晴らしい、お言葉。
そう。それはまさしく、私のことである。
「お気に入り(本)」(←と、するのは少し語弊があるかもしれませんが。)
第2冊目。(このシリーズを1冊と数えました。)
あぁ・・・。どうしようかな・・・。
記事を書いてみたのは良いけれど、公開することを躊躇している箇所が・・・。
いやいや。
現状を知らずして、前には進めないのだ!
ここで恥を忍んで、過去に受けてきた「TOEIC試験」のスコアをリストアップ。
大丈夫か?私。
もう、やぶれかぶれ。(苦笑)
とにかく本当に、本当にすっごく恥ずかしいので・・・。
お願いだから、笑わないで~。
第1回(The 095th*2002/11/24):380点<LISTENING:235点/READING:145点>
第2回(The 097th*2003/03/23):375点<LISTENING:190点/READING:185点>
第3回(The 104th*2004/01/25):435点<LISTENING:255点/READING:180点>
そして、
第4回(The 120th*2006/01/15):410点<LISTENING:220点/READING:190点>
(予定では、2/15頃郵送されてきます。ドキドキしますね・・・。)
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2006年2月9日。
ネット上で一足お先にスコアが公表されていたので、追記しました。
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う~ん。アハハハ・・・。低いっ!!!
その昔、「英語なんて勉強しなくても、話せれば良いのよ!」と
息巻いてきた、いち日本人女子の成績とは・・・。
まぁ、こんなもんである。(当たり前ですが、出来る人はもっと良いスコアですからね。)
思えば、2000年の春に大学を卒業してからというもの、
日常生活で英語を使う機会など全く無かった割には、まぁまぁじゃない?なんて。
そんなこと、ないですかね・・・。
そもそも、学生時代にだって、英語を授業以外で使う機会など、まるで無かったんですが。
ちなみに、
第1回目は、本当の自分のスコアを知りたくて、全く何の準備もせずに受験。
どういう問題が出るのかも全く調べていないので、当然時間が足りなくて。
全ての問題を回答できなかったような記憶がありますね。
そして、ちょうど第2回目の試験を受ける前に、さすがに何かやろうかな、と
数ある「TOEIC試験対策」の本の中から、私が選び出したテキストはこちら。
CD BOOK TOEICテストへはじめて挑戦!まずは350点―英語難民救済センターの本 (アスカカルチャー)
- 作者: 千田 潤一
- 出版社/メーカー: 明日香出版社
- 発売日: 2000/11
- メディア: 単行本
このテキストを選んだ理由の一つは、その目標スコアの低さ。
だって、350点ですよ!
そもそもTOEIC対策の本と言えば、ほとんどが、600点、730点、860点etc・・・。
私のスコアよりも、はるかに高いスコアを目指したものばかりでした。
この本を購入したときの、私のスコアは380点ですから、
もうちょっと上を目指しても良かったのかもしれません。
ですが、敢えて350点から。
こういうとき、変な見栄を張らないのは、私の潔さの一つ、ですかね。フフ(苦笑)
いや、何事も「0」とか「1」とか、下手したら「マイナス」からとか。
一番低いところから順番に上がっていくのが好きなだけですけどね。
そして、このテキストを選んだ理由として何よりも大きかったのは、
私の大嫌いな!!!「文法」の話が一つも含まれていないこと。
本当に大嫌いなんです、あれ。もう、「あれ」扱いです。
(いや、「嫌いだったんです。」と、書くのが、今の気分なんですが。)
「勉強をやめて、トレーニングを始めましょう。」
これがこのテキストの主な目的です。
CDを聴き、簡単な文を音読筆写し、短めの文章を読み上げること。
まさに「トレーニング」という言葉の通り、同じ文を繰り返し書いたり、読んだり。
特に声に出して読み上げるところ、私は好きですね。
所要時間は1回30分くらいでしょうか。
ちょうど30回分ある文章等を、30日ごとにトレーニングスタイルを変えつつ、
90日間、繰り返していきます。
ここでさらに細かく、
今までの私と、このテキスト&TOEICの変遷を振り返ってみることにします。
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まず、使っているノートの1ページ目の日付を見ると(実は今も同じノートを使用。)
2003/03/03に1日目をやり、試験前日の3/22日に2日目をやっています。
きっと、2003年の3月3日にこの本を購入し、その日のうちに1回やってみた。
そして、試験前日にまた1回やってみた・・・。というところでしょうか。
試験直前にしか勉強をしない傾向は、昔からの癖のようです。
まぁ、当時は仕事がめちゃくちゃ忙しかったので(SEでしたから。)、なんて言い訳。
そして、試験当日。
この頃は、毎日ものすごく疲れていて。
この日も、テストの途中で集中力が途切れてしまったのを覚えています。
「早く帰りたい~。椅子に座っているの、辛い~。」って感じで。
でも、試験そのものの進め方としては、第1回目とは違い
リーディング問題を全問解いて、さらに時間が余った記憶がありますね。
何度か見直したように思います。
その辺が、第1回目よりもREADINGのスコアが良いところに反映されているのでしょうか。
( 第1回目:145点 → 第2回目:185点 )
その後、テキストは2日間ほど続きを進めてみて、終了。
1回目の挫折。
アハハハ・・・。まぁ・・・。
ね。
そして、どうやら第3回目の試験前後(2004年)になって、復活。
今度は前回の続きから、さらに3日間分くらい進めてみたようです。
(ここが曖昧なのは、どうも意図的に?日付が書かれていないので。。。)
そして、2回目の挫折。
・・・。
とは言え、このときのスコアは、435点。
おぉ!ようやく300点台を抜け出した!っていうか、テキストの成果は何処に???
思うに、
多分、この辺りで試験自体に慣れてきたのかと。
リーディング問題も全て回答していたし、体調もそんなに悪くなく。
(この頃はもう、SEの仕事を辞めてましたからね。)
このスコアが、本来の私?なんて。
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そんな私が、またまた。2年ぶりに、このテキストを取り出しました。
それは、第4回目の試験前。
2006/01/01。こないだのことです。(苦笑)
相変わらず、試験直前。
とは言え、今回は、1日から続けて、頑張りましたよ~。
飲み会のあった日にも、私、ちゃんとやりましたから。
ヘヘヘ。
そして何よりも、今回が今までの2回と違うのは!
昨年からの試験熱?を受け、気合の入れ方が上手くなったとでも言いますか。
( リンク先参照 → 「 資格検定試験など受けてみました。(この3週間のこと) 」 )
微妙にちょこまか間を空けつつも、今現在、まだ挫折していないのです。
おぉ~。
3度目の正直?
そう。
きっとそうだわ
特に今年は、重点的に「英語」に力を入れようと決めているからでしょうか。
それとも、「新・TOEIC」が5月に施行されるというタイムリーな話題もあるからでしょうか。
いや、やはり、
職場の同僚に、私と同じようにTOEICのスコアアップを目指している女の子がいるからでしょうか。
理由はともかく、今のところ、モチベーションが全然下がらない。
何日か休んでも、また気を取り直して新鮮な気持ちで続けてみようと思える。
今回は90日間分きっかりと、このテキストを完結できそうです。
3月にもまた「TOEIC試験」を受けるつもりでいるので、そのときのスコアが非常に楽しみですね。
もちろん、その後のことは、追々と記事にしていきたいと思っています。
そんなこんなで、今年はなんだかすっごくイケそうなので
このテキストを基本に「学習」もとい、「トレーニング」をしていこうと
以下の同シリーズを一気に購入してみました。
TOEICテスト リスニング強化でまずは400点 (アスカカルチャー)
- 作者: 千田 潤一
- 出版社/メーカー: 明日香出版社
- 発売日: 2002/12
- メディア: 単行本
課長さんのTOEICテストらくらく500点 (アスカカルチャー)
- 作者: 千田 潤一
- 出版社/メーカー: 明日香出版社
- 発売日: 2001/09
- メディア: 単行本
英語が使える日本人TOEICテストスコア別英語学習法―自己レベルに合ったトレーニング法 (アスカカルチャー)
- 作者: 千田 潤一
- 出版社/メーカー: 明日香出版社
- 発売日: 2004/07
- メディア: 単行本
最後のものは、テキストではなく、学習の方法論が書かれている読み物ですね。
このシリーズを書かれている千田潤一さんは
「英語を身につけるのは、時間がかかる」と言い切ります。
なんでも、「3歳児は生後約2000時間ほど母国語に浸る」と言われているそう。
つまり、ネイティブの3歳児レベルに到達するまでに、約2000時間必要だということですね。
一日2時間英語をやっても、1000日もかかります。約3年弱ですか。
今の私には、「一日15分だけでペラペラ!」、なんて甘い言葉を
鵜呑みにするだけの若さは、もう無く・・・。
時間がかかるという、こちらのほうが真実に近いように思われます。
もちろん、時間をかければ何でも良い!というのとは、ちょっと違うと思いますが
少なくとも、TOEICのスコアアップのみが目的の、テクニック重視の人は置いておいて
本当に英語を話したい!とか、英語を使いこなしたい!とか。
そう考える人にとって、それなりの時間がかかるということは、真実のように思えます。
それならもう、やれる範囲でやるしかないでしょう・・・。
これで1年後、私のスコアが500点未満であったなら、
それは私のやり方が非常に拙かったのか、根本的に何かが間違っているということ。
あぁ。。。怖い。でも、どうなんでしょうね?
まぁ、それは、誰よりも私自身がとても楽しみにしていることです。
まずは、こないだの結果がどうなのか、知りたい。
あぁ・・・。早く返ってこないかなぁ~。
( とは言え、今回は時間配分をかなり間違えました・・・。
READINGで、読解問題を先にやっていたら、文法・間違い探しなど、
60問を15分でやる羽目に・・・。
多分、400点を切るんじゃないかと。。。)
****************************************
2006年2月9日。
上にも追記しましたが、試験のスコアは
第4回(The 120th*2006/01/15):410点<LISTENING:220点/READING:190点>
でした。
まずは、TOTALスコアが400点を切らずに一安心?
とは言え、LISTENINGは250点取れるかなぁ、と密かに淡い期待を抱いていたので、
ちょっとショック・・・。
でも、その分、READINGのスコアはまぁまぁ。
読解問題が解けたのかな?それとも、文法の山勘マークがピタリと的中???
分からない・・・。悩みますね。
まぁ、いいや。また、一から頑張ります!
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●TOEIC
→ http://www.toeic.or.jp/
「TOEICはちょっと難しいのよね。」とお思いの方にはこちら。
●TOEIC Bridge
→ http://www.toeic.or.jp/bridge/index.html
TOEICのスコアが450点くらいまでの方には、こちらもオススメのようです。
って、私のことですよね・・・。ここは、受けておくべきかしら。
(というわけで、申し込んでみました。こちらも試験は3月です。)
そして、千田潤一さん主催のスクールはこちら。
●英語トレーニングのICC
→ http://www.icconsul.com/index.html
那須にて合宿なども主催されているようですよ。
英語ができない私をせめないで! [お気に入り(本)]
さぁ・・・。ブログを始めて約1年。
こんなカテゴリーは作るまいと避け続けてきたけれど。
ここ最近、これを作らないことには、先に進めない状況になってまいりました。
出来るだけ、抑えて抑えて。限りなく自重気味にいきたいと思います。
うむ。
さて、そんな自分の意図を覆してまで(大袈裟な・・・。)語りたいモノ。
それは・・・「英語」。「English」でございます。
ココロに秘めた、熱い思いは別途記事にすることにして、
「お気に入り(本)」。第1冊目はこちら。
いきなり、「・・・せめないで!」と。
自分に対する言い訳か?(苦笑)
だって、私は本当に英語が苦手なんです。
とはいえ、洋楽を聴き(UKバンド好き。グラスゴー)、好きな曲なら歌ってみたり。
もちろん洋画も観ます!ちょこっとした会話なら字幕なしでもイケる!
まぁ、
「yeah~!」
とか、だけどね・・・。(笑)
なので、英語は結構、好き。・・・なんだと思う。
でも、苦手。全然、話せない。
さぁさぁ本題に。
この本は、みなさんもうご周知ではないかと思いますが、
あの『 ダーリンは外国人 』を書かれている小栗左多里さんの本です。
こちらは、2年前の入院中に、友人から差し入れして頂き(その節は本当にありがとう~!)
あまりの面白さに、退院後すぐに『 ダーリンは外国人 2 』も購入。
それ以来、小栗さんの本を見かけると、つい買ってしまうのですが、
今回ご紹介しているこちらの本も、その中の一冊。
なんと!
小栗さんご自身は、英語が話せないんだそう。
(とは言え、私が「話せない。」というのとは、大分レベルに差がありますが・・・。)
その原因?は、ご主人のトニーさん、日本語がペラペラだから。(笑)
・・・そんなもの、なんでしょうか?
だって、
自分の友人や恋人がネイティブであれば、自分も英語がペラペラに!
って、一般庶民は、密かな夢を描いたりするわけですよ。
ねぇ・・・。
ところが・・・。
パックンこと、パトリック・ハーランさんもテレビでおっしゃっていましたが、
ご自宅等で奥様(日本人の方です。)に英語を教えたことなど、無いそう。
その理由は、
「面倒くさい・・・。」
なので、奥様は英会話学校に通われているんだそうですよ。(苦笑)
あぁ・・・。厳しい現実がここに。
というわけで、
みなさん、結構自力で学習されているようなのですが、
この本では、
小栗さん自身が、英会話スクールに通ってみたり、本を読んでみたり、と、
どうやれば英語が出来るようになるか、色々お試ししてくれています。
「英語の勉強変遷記」とでも言いましょうか。
私は、
そんな方法もあるのか!ということを知っただけでも、
何やら英語が出来そうな気分になってきました。
至極単純。(笑)
というわけで、こちらで紹介されている方法を参考にしつつ
私も実際に色々やってみたいと思います。
・・・つづく。