続・いのちの食べかた [ちょっと気になる(映画)]
「ちょっと気になる(映画)」。第3弾の『いのちの食べかた』。
( リンク先参照 → 「 いのちの食べかた 」 )
先週の土曜日、仕事に行く前に観てきました。(息抜き、息抜き・・・。)
劇場は私の大好きな、「 下高井戸シネマ 」!
( リンク先参照 → 「 懐かしの街・調布 」 )
※学生時代、映画と言えば、ここと「 パルコ調布キネマ 」が定番でした。
まず、一言。。
「久しぶりに観た、良いドキュメンタリー映画でした。」
この映画では、一つ一つの映像に、
今、何をしているところなのか?その結果どうなるのか?について
一切の説明がなされないため、その解釈は映画を観ている個人個人に委ねられています。
(よくあるインタビューやナレーションが無いのです。)
なので、詳細は是非ご覧になってください、としか言いようが無く。
私は、と言うと、淡々とひたすら美しい映像が映し出されていたので、
それがかえって、ごく日常にある風景ともダブり、思わず泣いてしまいました。
また、ここからは私の稚拙な言葉を羅列するよりも、
ずっと端的に言い表された素晴らしい文章があるので、是非その抜粋を。
パンフレットにあった森達也さんの文章から、
「私たちが、目を逸らしてきたこと。」
「食とはいのちの矛盾を租借することでもある。これは欧米も日本も変わらない。
生きとし生けるものの業であるこの矛盾を、僕たちは整合化してはならない。
矛盾は矛盾として受容せねばならない。端数を四捨五入してはならない。
忘れないこと。意識におくこと。目をそむけないこと。凝視すること。」
私がいつも心がけようとしつつも、なかなか出来ないでいる、全てのことにおいて。
この言葉は誠に真摯に響きました。
以下、パンフレットにあった副読本。
この回には、小学生くらいの女の子数人を連れたグループが観に来ていました。
映画を観ながら、「うわ~!」と叫んだり、画面の中に何かを見つけてはクスクスと笑ったり、
同行者の大人も含め、正直、あまりマナーの良い人たちではなかったけれども、
でも、この映画を無感情にただ淡々と観ているだけの子供ってのは怖いし、
もっと嫌だなぁとも思いました。
だからもし、子供さんにこの映画を観せようと思うときは、
最初に、「こういう映画だけど、それでも観る?」と
本人の意思を確認してからにしてはどうでしょうか。
これは、作り物の映画なんかじゃなくって、実際に起きている本当のことなんだよ、って。
●いのちの食べかた公式HP
→ http://www.espace-sarou.co.jp/inochi/
( リンク先参照 → 「 いのちの食べかた 」 )
先週の土曜日、仕事に行く前に観てきました。(息抜き、息抜き・・・。)
劇場は私の大好きな、「 下高井戸シネマ 」!
( リンク先参照 → 「 懐かしの街・調布 」 )
※学生時代、映画と言えば、ここと「 パルコ調布キネマ 」が定番でした。
まず、一言。。
「久しぶりに観た、良いドキュメンタリー映画でした。」
この映画では、一つ一つの映像に、
今、何をしているところなのか?その結果どうなるのか?について
一切の説明がなされないため、その解釈は映画を観ている個人個人に委ねられています。
(よくあるインタビューやナレーションが無いのです。)
なので、詳細は是非ご覧になってください、としか言いようが無く。
私は、と言うと、淡々とひたすら美しい映像が映し出されていたので、
それがかえって、ごく日常にある風景ともダブり、思わず泣いてしまいました。
また、ここからは私の稚拙な言葉を羅列するよりも、
ずっと端的に言い表された素晴らしい文章があるので、是非その抜粋を。
パンフレットにあった森達也さんの文章から、
「私たちが、目を逸らしてきたこと。」
「食とはいのちの矛盾を租借することでもある。これは欧米も日本も変わらない。
生きとし生けるものの業であるこの矛盾を、僕たちは整合化してはならない。
矛盾は矛盾として受容せねばならない。端数を四捨五入してはならない。
忘れないこと。意識におくこと。目をそむけないこと。凝視すること。」
私がいつも心がけようとしつつも、なかなか出来ないでいる、全てのことにおいて。
この言葉は誠に真摯に響きました。
以下、パンフレットにあった副読本。
食べ物としての動物たち―牛、豚、鶏たちが美味しい食材になるまで (ブルーバックス)
- 作者: 伊藤 宏
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/08
- メディア: 単行本
この回には、小学生くらいの女の子数人を連れたグループが観に来ていました。
映画を観ながら、「うわ~!」と叫んだり、画面の中に何かを見つけてはクスクスと笑ったり、
同行者の大人も含め、正直、あまりマナーの良い人たちではなかったけれども、
でも、この映画を無感情にただ淡々と観ているだけの子供ってのは怖いし、
もっと嫌だなぁとも思いました。
だからもし、子供さんにこの映画を観せようと思うときは、
最初に、「こういう映画だけど、それでも観る?」と
本人の意思を確認してからにしてはどうでしょうか。
これは、作り物の映画なんかじゃなくって、実際に起きている本当のことなんだよ、って。
●いのちの食べかた公式HP
→ http://www.espace-sarou.co.jp/inochi/
こんにちは♪
コメントありがとうございました!
「いのちの食べかた」ごらんになったんですね。
私はまだ見ていないのですが、
正直見たい気持ちと見たくない気持ちが入り混じっています。
でも、森達也さんの言葉通り、なんですよね。
私の住んでいるこちらの映画館では、
上映期間が短いのですが、
できるだけ見に行こうと思います。
また遊びに来させていただきますね。
よろしくお願いします。
by fumi (2008-04-08 14:59)
Dear fumi
コメントをありがとうございました。
そうですね・・・。見ないで済ませることも出来るんですけど
私はそういうものを裏返しにして隅々見ちゃう癖があります。
怖いもの見たさ、なんでしょうか・・・。
こちらこそ、宜しくお願いします。
by かものはし (2008-04-09 13:34)