キリンと暮らす クジラと眠る [お気に入り(本)]
「お気に入り(本)」。第4弾。
『キリンと暮らす クジラと眠る』。
久しぶりに図書館で見かけて、思わず記事にしちゃいました。
作者はドイツの新聞記者でもあるアクセル・ハッケさん。
その語り口(日本語訳も上手いのでしょうね。)のウィットに富んだことといったら!
そして、忘れちゃいけない、ミヒャエル・ゾーヴァさんの挿絵も秀逸!
映画『アメリ』の中でも、アメリの部屋に掛けられていた印象的な絵(犬の絵。)、
あれもミヒャエル・ゾーヴァさんのものなんですよ。
以前、ミヒャエルさんの展覧会が開催されていたことがあったのですが
行くに行けず。。今でもちょっと悔しい。
そして、アクセル・ハッケさん、ミヒャエル・ゾーヴァさんのスーパーコンビ!による著作は
他にもありまして、もしかすると、こちらのほうが有名なのかもしれません。
成長するたびにちいさくなっていく王様。
物語のなかで描かれる、どうやって子供が生まれるのかというヒミツも素敵。
だけれども、私は表題の『キリンと暮らす クジラと眠る』のほうがずっ~と好きなのです。
この世に多種多様に暮らしている生き物たち。彼らはいつも何を思って生きているのか?
「ぼくたちの心の奥にうず巻く生き物たちへの素朴な、とても素朴な疑問。
そして彼らのかくされた生活と意見。」
情緒あふれる博物学、
繊細な感性によるハートフルな博物学をうちたててしまおう、と作者は言います。
そして、ゴキブリすらちょっとだけ、いとおしくなるほどの物語。
まぁ、読んでみてください。
そして、作者自らが前書きでこう締めているので、私も倣って。。
「適切で好意的な感想には、ココロから謝辞を捧げよう。
けれどもつまらない言いがかりや悪意のこもったケチに対しては、
冷ややかな距離を置くことにしよう。
--- A・ブレーム」
※A(アルフレート)・ブレームさんは、ドイツの動物学者。
ダーウィンの進化論に偏見をもたず、いち早く著作でも取り上げたため、
古い因習にとらわれた同時代の人々からの非難にさらされた人
だとのことです。
ふっふっふっ・・・タイトルを見て「キリンジと暮らす方法」と読んでしまった私。
年末の大掃除で、懐かしの「歌う生物学者」の本が出てきました。
どの本も、私も好みっぽい。読んでみます。
by 万葉 (2007-01-18 20:53)
わーごめーん!ダブった!
一番上のコメント消してくだされ~。
by 万葉 (2007-01-18 20:55)
Dear 万葉
了解です!コメントありがとう!
あ、下のほうを消しちゃったけど、良いかな?
キリンジと暮らすには、眠る前に枕の下に写真でも・・・。(笑)
『ちいさなちいさな王様』も、実はめちゃめちゃオススメです。
素晴らしい本ですよ。
「歌う生物学者」ってどなただっけ???
懐かしいなぁ、そのフレーズ。
私は「踊る生物学者」になるのが夢でした。(笑)
by かものはし (2007-01-28 20:10)