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1型糖尿病発覚前(去年のこと)☆その2 [糖尿病・身体のこと]

さて、続き。この辺りから記憶が前後している。
よく思い出せないことのほうが多いことに今更気がつく。

2004年8月6日。金曜日。ちょっと長い一日。

  この日はようやく出勤する。いやあ腸炎で・・・なんて言って
  休みのあいだ連絡できなかった方などに挨拶をする。
  上司にはもうちょっと詳しく説明すると、親切にも
  ご自分で毎日買っているヤクルトをくださった。
  おまけにお昼にお寿司までご馳走になる。
  全部、残さずに食べた。食欲がある自分に驚いたりもした。

  携帯を忘れて出勤したので、帰りに彼氏の職場に寄る。
  私も春までアルバイトをしていた職場なのもあり、
  仲の良かった人達に挨拶などしながら、彼氏の終業時刻を待っていた。
  帰り。彼氏は超不機嫌。
  一緒に夕飯を食べて帰るも、会話はなし。
  部屋に着いて、その旨を聞いてみると、
  職場に来てウロウロされるのが嫌だと言う。
  彼のいるところには近づかなかったはずだけど・・・。
  そういうことでもなく?

  みんなは仕事をしているんだから、お前がいたら迷惑だと言われる。
  自分を待って彼女が、みんなの仕事の邪魔をしていると
  思われるのが嫌だったのだろう、と思った。
  でも、前にも何度も遊びに行ったことはあったし、
  出来るだけ邪魔をしないように気を使っていたつもりだった。
  それから、携帯があればOKで、ないとNGと言われる。

  ん~?わからない。
  携帯がないと、プレッシャーなのだそうだ。
  仕事しているのに、おまえに気を使わないといけないだろ!
  とか言われた気がする。

  その他色々怒られるが、私も納得がいかず、ふてくされる。
  そもそも、いつもケンカになると、私には腑に落ちないことが多かった。
  確かに私はワガママだけれど、そんなに言わなくても・・・。
  だんだん自分に自信がなくなってくる。私は人間失格ですか?

  ともかく一緒に居たくなかったので、実家に帰るつもりで部屋を出る。
  でも、やっぱり帰れずに、近くの喫茶店で連絡が来るのを待っていた。

  このとき、私はただ、追いかけて来て欲しかったのだ。
  そうして、かれこれ1時間くらいは待っただろうか。
  全く連絡無し。
  そろそろ実家に着ける時間の電車がなくなるので、
  自分から連絡してみたりした。
  実家にふいに帰って、あれこれ詮索されたくなかったので、
  何となく、帰れなかったのを覚えている。

  今、思うのは、
  このとき、素直に実家に帰っていたら、どうなっていたのだろう?
  ということだ。もしかして病気にならなかったのだろうか?

  そう思うことはひどく悲しいことです。

    家族にとっても。
    彼氏にとっても。
    自分にとっても。

  連絡すると彼氏は寝ていた。
  次の日も仕事なのだし、疲れていたんだろう。
  大人なら、そう思えたのかもしれないけれど、
  私は実年齢には不相応の全くのコドモだった。
  電話先であれこれ責め、しばらく外でグズグズして、
  結局、彼氏のいる部屋に気まずい思いと共に帰った。
  そのまま会話なし。
  自分が虚しくなったし、空っぽになった気がした。

  外でグズグズしていた時、終バス後のバス停の椅子に座って、
  あれこれ考えていて、
  ふと何となく、持っていたカメラでシャッターを押した写真が1枚ある。
  近日中にここにアップしておこうと思う。

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  今、こうして書いてみると、愚かな自分に気がつかされる。
  でも、どうするのが正しかったんだろう?
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 2006年5月28日。追記。
  ようやくアップしました。
              
  当時の私。
  今、思えば、真っ暗なジメジメとした袋小路に自ら迷い込んでいたのじゃないだろうか?

     「おーい、私よ!今の私は結構、前向きで幸せだから安心しなさい!」

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2004年8月7日。土曜日。

  朝、起きるとのどが痛かった。
  冷房をつけたまま寝ていたから、風邪を引いたのだと思った。
  でも、ちょっと今までにない痛み。
  ヒリヒリするのと同時に、もっと何かを訴えているような痛み。

  彼は仕事。その後、私はどうしていたんだろう?
  お弁当は?作ったのかな?
  一日、自分が何か食べたか、食べないか、よくわからない。

2004年8月8日。日曜日。

  昨日からの、のどの痛みはひかない。
  おまけに何だか味覚も変なのだ。
  塩っぱいものが異様にしみる、っていうか
  塩味のものを食べると口中から唾液がどんどん出てくる。
  痛いくらいだ。異様に美味しいというか。
  身体が渇望していたのだと今だから思う。
  夕飯を準備して、彼氏に味がわからないと言う。

2004年8月9日。月曜日。

  身体がだるい。これはもう、風邪だ。
  また仕事を休む電話。
  本当に参りました~、なんて言う私。
  どうしちゃったんだろうか?
  朝ご飯をしっかり食べようと、納豆を取り出す。
  お豆腐とか、とにかく食べて元気にならなきゃと思った。
  この日の朝も、彼氏と一悶着。
  私の善意が仇になる。そんな言い方しなくったって。
  ・・・。
  もう、いいよ。こりごりだ。もうたくさん!

2004年8月10日。火曜日。

  さすがに今日は仕事に行きたかった。
  もうそろそろ、納期に間に合わない。
  とにかく、ものすごくだるかったけれど、出勤した。
  途中の階段とか、おそろしく苦しい。
  ぜいぜい息が上がって、まるで身体が前に出ないのだ。

  おかしい・・・。

  おかしい・・・。

  次々と抜いていく人たちに、不審の目でチラッと見られ、
  いやぁ、私にもわからないのです、と一人、言い訳したりしていた。

  その日の後のことは、
  このブログ内の5月11日の記事、「Xデー前日」にあります。
   ( リンク先参照 → 「 Xデー前日 」)

さらに、8月11日へとつづく・・・・・・。

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 2005年10月2日。追記。
   この続きは、
   ( リンク先参照 → 「 1型糖尿病発覚前(去年のこと)☆その3 」 )
   この前は、
   ( リンク先参照 → 「 1型糖尿病発覚前(去年のこと)☆その1 」 )
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